夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

向上心

2011-07-20 10:00:08 | 教育・躾全般
 台風を心待ちにしていた子どもたちの期待を余所に、朝6時になっても暴風警報は発令されず……。このために我が家の子どもたちは一人を除いてみんな早起きでした。朝の挨拶が「おはよう」ではなく「警報は?」でしたから、よほど楽しみにしていたのでしょう。気持ちは分かります。通知表も前日にもらってしまったわけですから、今日は終業式に行くだけの子どもたち。何となく気分がダレてしまっているのも無理はない。雨が時折強く降ったりやんだりする中を、分団で集まって出かけていくのを見送りながら出勤してきました。
 昨日早々と通知表をもらった子どもたち。自信はなさそうでしたが、でも「ここは頑張った!」とそれぞれが私にアピールしてきます。特に次男坊主は「これは得意だから」とか「ここは苦手なんだよな」と一つ一つに言い訳を入れてきます。私の子ですから、あまり成績が良いわけはありません。それでも何とか叱られないように一生懸命にアピールしてくる次男坊。「そうか、おまえなりに頑張ったんだな。じゃあ、2学期はどこを直せば成績が上がるのか自分でよく考えてみな!」そう言って成績のあまり良くない部分を指さして、「ここがこの評価ということは、お前は先生の話をきちんと聞いていないのではないか?うわの空でボーッとしていれば、先生は『話を聞いていないな』ということがすぐに分かるんだ。少しくらいテストが出来たって、普段の授業で聞く態度が悪ければ、先生の評価は低いぞ!」と厳しい一喝。神妙な表情に変わる次男坊。表情からもまだ反省の色が見て取れる。5年生にしては素直。次は中学1年・長男の出番。これまた私の中学生の時とさほど変わらない、いや、少し悪いと思われる成績。妻と違って、私は成績が悪いことを責めたりはしない。そこまでだと『理解のある優しい父親』のように思う人もいる。だが私は引っかかりどころが違うだけ。努力の賜としての成績が通知表の通りなら何も文句は言わないのだ。通知表に書かれていることに対して、長男と一問一答が始まる。「この科目のこの評価はどうしてこうなったのか自分で理解しているか?」「僕はこれ嫌いだし!」「嫌いな教科があるのは構わんが、この評価を次にどうすれば良くなるのか考えなさい。」「嫌いなものは出来んし、無理だし!」ここで私のスイッチが入ったわけです。苦手なことには目をつぶるとか、やらずに済ませるとかは、私にとって一番許しがたい行為なのです。出来なくても良いからやってみようとか、どうしたら出来るようになるかを考えるとか、何らかの向上心を見せない人間には進歩はないと思うのです。私の逆鱗に触れた長男は、当然泣くまで叱られる羽目になりました。久々に成績表で語り尽くすことになった終業式の1日前の夜でした。明日から夏休み。宿題に追われ、部活と剣道に明け暮れ、息つく間もない子どもたち。今の時代、一番かわいそうなのは子どもたちなのかな、と思います。私の子どもの頃はもっと自由に遊びまくっていたけど。あの頃と何が違うのか、私もよく考えてみたいと思います。
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