先週、本校の造形展が開かれました。各学年とも趣向を凝らした作品の数々。見応えのある作品がいっぱいでした。当教室も大切な理解啓発活動の場と位置づけて、この学校に赴任したときから大きなスペースを戴いて展示に張り切って参りました。今年度のテーマは「自分の紹介したいこと・自慢したいこと」と題して子どもたちに取り組んでもらいました。
いつもは自己紹介が大々的に載っている通級コーナーですが、今回は一番下の扱い。それ以上に、自分の自慢したいことや人に見せたいコレクションにこだわって紹介したのでした。ある子は「自慢のミニカーコレクション」、またある子は「得意技」、またある子は「努力した結果(いっぱいもらった賞状)」。みんなここへ持ってきてお互いに見せ合いたいのを我慢して、写真に撮って文章で説明するという常套手段で紹介し合いました。みんなの力作に、大勢の鑑賞者の方々が足を止めて観てくださいました。中には涙を流す人もおられ、「凄い、みんな頑張っているんだね!!」と私に話しかける方も。
そんな中、一人のお母さんが、言語訓練器の展示に目をやって、お子さんが楽しそうにマイクに向かっているのを観ながら、興味深げにいろんな質問をしてくださいました。訓練器そのもののことだけでなく、通ってくる子のことや、発音の仕組み、構音の習得方法、吃音のこと、子どもたちへの配慮など、私が普段、担任の先生方にお話しさせて戴くようなことを、根掘り葉掘り聞いてくださるのです。そして最後に、ご自分の中学生時代のお友達が吃音で悩んでいたことや、先日放送があったNHKの中学生日記で吃音の子が主人公だったお話のことを切々と語られるのです。ご自分が子どもの頃は気づかなかったけど、ことばのことで悩んでいる友達のことをもっと気遣ってあげるべきだったと。この方の他にも、きっと同じような経験を持つ人がいらっしゃるんだろうなと思いながら、お話を伺っていました。その方も、頑張っているつばさの子どもたちの取り組みを観たら嬉しくて涙が出てきたと感動しておられました。こういった人が一人でも二人でも現れることで、理解の輪が広がっていきます。地味な活動だけど、こういった場を使って、知らない人たちに広めていく活動は大きな意味を持つということを改めて感じた造形展の一幕でした。
いつもは自己紹介が大々的に載っている通級コーナーですが、今回は一番下の扱い。それ以上に、自分の自慢したいことや人に見せたいコレクションにこだわって紹介したのでした。ある子は「自慢のミニカーコレクション」、またある子は「得意技」、またある子は「努力した結果(いっぱいもらった賞状)」。みんなここへ持ってきてお互いに見せ合いたいのを我慢して、写真に撮って文章で説明するという常套手段で紹介し合いました。みんなの力作に、大勢の鑑賞者の方々が足を止めて観てくださいました。中には涙を流す人もおられ、「凄い、みんな頑張っているんだね!!」と私に話しかける方も。
そんな中、一人のお母さんが、言語訓練器の展示に目をやって、お子さんが楽しそうにマイクに向かっているのを観ながら、興味深げにいろんな質問をしてくださいました。訓練器そのもののことだけでなく、通ってくる子のことや、発音の仕組み、構音の習得方法、吃音のこと、子どもたちへの配慮など、私が普段、担任の先生方にお話しさせて戴くようなことを、根掘り葉掘り聞いてくださるのです。そして最後に、ご自分の中学生時代のお友達が吃音で悩んでいたことや、先日放送があったNHKの中学生日記で吃音の子が主人公だったお話のことを切々と語られるのです。ご自分が子どもの頃は気づかなかったけど、ことばのことで悩んでいる友達のことをもっと気遣ってあげるべきだったと。この方の他にも、きっと同じような経験を持つ人がいらっしゃるんだろうなと思いながら、お話を伺っていました。その方も、頑張っているつばさの子どもたちの取り組みを観たら嬉しくて涙が出てきたと感動しておられました。こういった人が一人でも二人でも現れることで、理解の輪が広がっていきます。地味な活動だけど、こういった場を使って、知らない人たちに広めていく活動は大きな意味を持つということを改めて感じた造形展の一幕でした。