世界の街角

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海の道むなかた館(2)

2022-08-19 07:18:58 | 博物館・福岡県

<続き>

今回は弥生時代の展示品を紹介する。弥生文化の先進地は、北部九州であった。不奴國の所在地は見解が分かれているが、沿岸説を採用すれば宗像は、その候補地の一つで先進地であったことになる。

陶塤(とうけん:土笛)は宗像や下関周辺の長門から、東は丹後までの海外沿いの弥生遺跡から出土する。我が出雲も彼の地と交易が存在していた。

記紀によれば宗像三女神の多紀理毘売命は、大国主命との間に、阿遅志貴高日子根神(アヂスキタカヒコネ)を産んだことになっている。この伝承はデタラメか? 少なくとも根拠のない噺ではなかろう。宗像と出雲は、弥生時代から交流が存在していたのである。

<続く>



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