今年観たい展示会の残りが、『From the Ashes Reviving Myanmer Celadon Ceramics展』で在り、シンガポール大学付属NUS博物館で
2017年2月9日ー12月30日までのロングランで開催されている。あまりにもロングランなので、過日NUS博物館の担当者にE-Mailにて確認をすると、その通りだと云う。確実に開催されていることが確認できたので、来週行ってみることにした。
その展示会の中身は<物原出土陶磁とミャンマー青磁の復興展>と訳せばよいであろうか。
15世紀のミャンマー陶工によって生産された青磁、その物原やトワンテ運河畔出土陶片等の遺物と、この伝統を現在に蘇らせる活動の紹介をおこなっているとのこと。1990年代、下ビルマでの考古学的調査で、窯跡が明らかになった。東南アジア海域の15世紀の難破船積荷やペルシャ湾岸で出土したミャンマー陶磁は、これらの窯で焼成されたことが判明した。
展示会を実見していないので詳細不明だが、興味ある珍しい陶片が展示されている様子。下の写真はその展示物のごく一部である。
七光芒の日輪文であり、星文ではないと考えているが、これはカウミョウ窯とのことで、モン(mon)陶である。これは北タイ陶磁にも顔を出す文様で、下ビルマとランナーとの関連の一端を見ることがでそうである。期待したい。
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