長崎の市内観光は車でも良いが、駐車場を探す手間や駐車料金のことを考えれば、市電を利用すると便利である。それは市電の路線近くに観光施設があることによる。我々は1日乗車券を500円で購入し利用した。実にお得である。
写真の三門は重要文化財とのこと。お伽噺の竜宮城を思い浮かべた。以下、その三門の細部である。
屋根を支える垂木には宝尽くし文が描かれている。色あせてきているが、創建当時は輝いていたであろう。黄檗禅と云えば詫び寂びと思いきや、煌びやかなものである。
国宝・第一峰門へは階段でアプローチである。振り向くと御堂が下に見える。即座に昆明・填池の西・西山の龍門へのアプローチと同じような光景であるとの想いがよぎる。
中国尽くしの一つが桃の装飾である。縁起の良い長寿の果物か。
国宝・第一峰門である。左右に青地に金で描かれた対聯。屋根は複雑な格子で支えられている。この組手を何と呼ぶか知らないが、複雑そうな組手である。
垂木は三門同様に雲文と宝尽くし文である。よく遣るな・・・との印象。次回は国宝・大雄宝殿や祀られている仏像等を紹介する。
<続く>
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