今回から天理参考館展示の品々を紹介する。東南アジア各地の諸民族の民族や民俗に関する展示物も豊富である。ここでは韓国のチャンスンと台湾のパイワン族に関する展示物を紹介する。
〇チャンスン
これは、日本の道祖神と同じ役割を果たしている。
〇パイワン族の展示品
パイワン族は太陽と蛇を信仰したようである。蛇の鱗を菱形や鋸歯文で表現している。この鋸歯文は北タイ少数民族のみならず、古代日本でも魔除けに使われた。パイワン族同じような趣旨で用いたものと思われる。昨年から柳田国男氏の海の道(海上の道)説を検証したく、台湾へ行きたいと思っているが、いまだ実現していない。
<続く>