世界の街角

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鳥取砂の美術館・南アジア編#16

2019-06-12 07:24:46 | 因伯二州

<続き>

〇シーギリアロックとフレスコ壁画

以下リーフレットより、”スリランカ中部のジャングルに忽然とそびえる世界遺産シーギリアロック。5世紀末にシンハラ王朝のカッサバ1世により建造されました。王宮への入口には石造りのライオンの巨大な前足があり、かつてはライオンが王宮を背負うようであったことからこの地は『シンハ・ギリ』(獅子の山)と呼ばれ、転じて現在の名になりました。高さ約195mの岩山の頂上には王宮や水路、庭園、貯蔵施設などの遺跡が見られ、中でも中腹の壁に描かれたフレスコ画の美女たちは『シーギリア・レディ』と呼ばれ有名です。1500年もの間風化に耐え鮮やかな色彩で優しい笑みを浮かべています。

20年前の1999年にシーギリア・ロックへ登った。そのシーギリア・レディー、手の届く距離より眺める豊満な美女たち。彼女たちから1500年もの歴史の隔たりを感じることはできない。この画風も仏教と共にインドからもたらされたものであろうか。どの女性も花と大粒の宝石で身を飾っている。日本でいえば高松塚古墳壁画より時代は古い。その壁画が顔前1mもないところに描かれている。悪戯書きや破損の心配はしないのであろうか。日本の文化財保存行政と180度異なる。日本ではカビが生え、24時間空調で特別室まで作って保存し、御蔵入のままである。何かがおかしい・・・。

 

<続く>