網創漠蓄

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人形師ぜぺっどの時代

2009-06-13 13:08:59 | ハヤテのごとく!
綾崎ハーマイオニー誕生のきっかけとなった雛人形の呪い。
その主、「人形師ぜぺっど」の活躍した年代がある程度分かりました。



まずこの雛人形、現代のものと同様に段飾りされています。

雛祭りの歴史と由来」によるとこのような段飾りがされるようになったのは
古今雛(1764年~1772年)以降だそうです。
これはおおよそ明和安永に当たり、八代将軍の享保よりだいぶ後です。



そして「その土地の領主に仕えて」とあるところから、
江戸の職人ではない模様。古今雛が出来た年代よりはだいぶ後と分かります。
また「いくつも」作ったことからそれなりの期間働いたようです。

しかしさすがに幕末までは行かない感じです。
(役人ではなく職人が横領をやっているところから)
ちなみに「斬首」は死罪獄門と思われますが、
絵的に「無礼討の後に斬首扱い」という可能性が高くなります。



「ぜぺっど(Geppetto?)」という名はピノキオ(1883年出版)が由来と思われるので
メイド服同様、時代考証としては無視した方が良いでしょう。
霊になってからも情報収集活動をしていたと考えられます。

というわけで江戸時代後期、恐らく田沼意次以降の時代と推測。
百年近い幅がありますが、おおよその範囲は出ました。


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