網創漠蓄

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トサカ劇場のキーワードは「嫉妬」

2009-03-30 20:39:23 | UQ HOLDER!
同じtype4と出て来たネギ亜子トサカ
このタイプは基本的に「自分にないもの」にあこがれる気持ちが強く、
囚われには「嫉妬」が当たり、嫉妬心が強いタイプです。





嫉妬の心理学によると、嫉妬とはある種の敗北感でもあります。

このタイプは基本的に手の届かないものに憧れる気持ちが強く、
手の届かない自分を哀れむ気持ちになることが多い。
第245時間目では3人ともそのような台詞があります。

そしてネギにつく千雨、亜子につくアキラは共に、
(未解析だが恐らく奴隷長も、少なくともこの場では)
その嫉妬心が極めて薄いタイプに属します。
やはりtype4の夏美まで絡むと収拾不能になったかもしれませが、
(小太郎も嫉妬心は比較的強いタイプに属するし)
彼女らがストッパーとして機能した形になっています。


(この直前には微妙な表情を出してもいるトサカ)

トサカが何故このようなものを「嫌い」というのか。
タイプと奴隷長の話からして「自分もそうだったから」ではないのか。
「18年がかり」と言っているところから、奴隷長・バルガスのどちらかは
ほんの2年前に自由の身になったということだ。

トサカは20年前時点で5歳。「そこから10年かけて~2人を解放」から
15歳のときから拳闘士をやり、少なくとも生き残ってきたのだ。
ネギほど環境的に恵まれてはいないが、才能はそれなり以上にあったのだろう。

つまりトサカが嫌うのは、何よりも自分、(「クズ」と評している)
そしてかつての自分を思わせる相手、なのだろう。



そしてこのとき何を求めていたのか?
要はただ単に「嫉妬していた」だけではある。
が、どちらかというと「ナギ(ネギ)のような力を所有する」ことにある。

実際、トサカの嫉妬の対象はナギ(ネギ)の力にある。
そのため「通報し引き渡して」ナギを手放すことではなく
下僕・・・つまり自分の所有物にしようとしたのだ。



ただしそこに亜子が絡んでしまうと、「同調」の方向が勝ってしまう。
どうやらトサカは亜子の中には「弱かった頃の自分」、
ナギ(ネギ)の中には「あり得たかもしれない理想の自分」を見ている様子。
それでそれぞれの中に逆のものを見て「白けてしまった」・・・らしい。

亜子の行動は最大限「無謀」とはいえるのだが、
トサカにもこの手の自己犠牲への「憧れ」があるので・・・

そしてこういう思いを軸に動いていたから、そりゃあ
アキラ・千雨には絡みようがなくなるでしょう。
嫉妬というものをそもそもなかなか感じてすらくれない人達なので。


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