日露首脳会議２０１６年長門市

孫正義の凄さを実感せずにはいられない日露首脳会談だ。プーチンさんの２時間半の

遅刻から始まった日露双方の経済を促進させる首脳会談は、安倍総理の出身地である

山口県の長門市で行われた。

そこで最も存在感を発揮したのは、プーチン安倍両首脳で無く、婿入りに失敗した

秋田犬でも無く、近く福岡から足を伸ばして来たであろう孫正義だった。

今や唯一無二の存在となった日本を代表する経営者の孫正義はトランプ次期大統領と

米国に多額の投資をするとの約束をしたのに加えてロシア側とも新しい事業を

提案した模様だ。

このバイタリティ溢れる人物が今後も日本経済を牽引していくことは間違いないだろう。

経済的な相互会議とはいえ、つい数か月前まで米国とＴＰＰ協議ですったもんだをしていた

のが信じられないフットワークの軽さだ。


日本列島は非常に不思議な安全保障を抱える国になりつつある。

南の沖縄県では米軍が駐留し北海道の北方４島ではロシアの軍事兵器が配備されている。

冷戦時代では到底考えもつかなかった状況が今の現実に存在している。

これほどまでに軍事面で他国にイニシアティブな領域を持たれているのは日本国内の防衛

システムの構築が未だに未熟で確定していないからである。

もぅ集団的自衛権の論議など空転を極めて、右派思想の唱えるその根拠や論理は通用する

ものではない。果たして米国とロシアの両方良いとこどりで生き残れるかは未知数だ。

卵で産んで母乳で育てるカモノハシのようで正直ウケるｗｗｗ

もしも米国とロシアの緊張が悪化した場合に日本はどのような立場に立たされるかも疑問だ。

都合よく間に入って仲介役となるかそれとも両方から引き裂かれるかは、時の政治の在り方に

由ると思うが、一つだけ言える事は孫正義のように両大国間で立ち回れる実力のある人物は

稀であり、政治の場になると更に皆無に等しい。