鳩山由紀夫さん引退です。

元民主党の代表の鳩山由紀夫さんが母親の死のあと
政界を去って行く事になった。お疲れ様です。

最後の日まで日中関係の修復を目標とした活動が目立ってましたが
残念ながら引退を決意したようです。

私個人の考えですが、日本の中でも素晴らしい政治家だったと思います。
今やネット内での右翼活動などで知られるネトウヨの勘違いした
民主党批判にも負けず、最後まで一政治家らしいキャリアを貫いた人物です。

明らかに右翼の有り方が著しく悪い方向に向いている状態の
日本の危機的な思想の中で、右翼のやり場の無い矛先を向けられた立場では
多くの事を語っても仕方が無い事ですが、彼の起こした日米同盟を破棄する
というスタンスはこれまでの日本の政治史の中で輝かしい実績だと言わざる負えない。

本来なら日本自国防衛手段によって尖閣諸島もその領域と地位と安全を
それなりに守れていたのですが、東京都の土地買い取り問題が発端となって
今では米国主導でなくては尖閣を管理できないようになってしまった。

そして事実上日本は再び日米同盟下の子分と成り下がってしまった。
右翼とは日本の立場の自立を大きく損なった存在であり、米国の支配下に
於かれる日本を作り出してしまった。

民意とは何か？日本人の殆どが日本国家の右翼化と自民党によるアベノミクスの
政治手腕を求める意見が正しい意見だと理解しているらしい。

そして民主党の存在を強く否定して行く事が明日への政治を作る社会人としての
努力目標らしいです。

民主党が政権を持って日本人の生活は向上しなかったと勝手な判断まで用意されて
いるようでは、この国の情報操作の有効性を強く感じてしまいます。
実際には尖閣諸島も守れていたし、将来的な展望もわずかながら開けていた、
韓国や中国に対しても総合的な国家的評価では大きく功績を残している。

今現在、中国の経済的な歪みや韓国の崩壊、アメリカの財政の崖やヨーロッパの
金融不安から距離をおいて安定姓の高い国際関係上に有るにもかかわらず、
日本は自民党に好意的に考えて、その地位を捨てた事になる。

さてこれからの日米同盟復帰に関してこれらの諸問題やTPPの問題など
数々の国際的にも国内的にも大海原に投げ出される事を考えると
やはりネトウヨや右翼、そして自衛隊を含めたタカ派の人物達の考えることは
なんたる軽率な判断をした事を痛く痛く痛感することになるでしょう。

日中関係は米国のお蔭で日本側に有利です。しかし今後どのような問題を
押しつけられても日本は逃げ場どころか対抗手段さえ失ってしまったのだよ。
自民党や右翼、そしてネトウヨは目先の事しか解らない画一的な思想のみしか
通らない脳の持ち主たちなのだ。

どう考えても日中関係と米国の関与のどこに一国の自立があるのでしょう？
日米同盟を破棄した鳩山由紀夫さんに感謝いたします。
今後、日本がまた自立の為に日米同盟を検討するうえでこの功績は時代を
超えて評価されるでしょう。