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あだちの再生工房 日記2

機械類の修理を楽しんでいます。その日々の活動記録の積りでしたが、最近は修理とは関係のない記事が多くなっています

PC-9801( 実機とT98-Next) のFloppy Diskのイメージ化

2021年12月03日 18時30分22秒 | PC-9801
手持ちのPC-9801VX、RXはフロッピーが基本の機種なので、マスターのFDはコピーを取り、大事に保管しているのですが、30年の経年劣化でNGになることが希にあります。
このため、以前からFDをイメージ化して、WindowsのHDDに保存して来ました。

最近 PC98で遊んでいるのですが、イメージ化やその復元方法などを忘れてしまったので、頭の整理のため記録しておきます。

Floppy Diskのイメージ化
 ①~③は実機のPC98上で実機FDDを使って実行

① DISKCONV.EXE
Image Disk Converter Ta.
https://www.vector.co.jp/soft/dl/dos/util/se056241.html
MS-DOS系のディスクのみ。 イメージ化と復元。

② NFDMAKE.EXE
 ntool007.lzh
 T98-Next のTool
 http://akiyuki.boy.jp/old/t98next/download.html

 T98-Next用のFDイメージ化。 N88-BasicディスクもOK
 ただし、これは実フロッピーに復元する機能がないので 
 Windows10などでVFIC.EXE 変換を使って、MAHALITO形式に変換したのちに、
 PC-9801上でMAHALITO.EXEで実ファイルを作成します。

Virtual Floppy Image Converter 011010
VFIC.EXE (Windows機上で実行)
https://www.vector.co.jp/download/file/win95/util/fh212773.html

③ MAHALITO.EXE
 https://www.vector.co.jp/soft/dl/dos/util/se000604.html
 MS-DOS, N88-Basic OK.  イメージ化と復元

DISKCONV.EXEがイメージ化と復元が簡単にできるのでMS-DOSのFDはもっぱらこれを使っています。
DISKCONV.EXEでイメージ化できないFDは念のために、NFDMAKE.EXEとMAHALITO.EXEの両方でイメージ化しています。

PC-9801のキーボード修理

2021年11月30日 17時44分36秒 | PC-9801
以前にPC-9801VXのキーボードの接触不良による作動不良を接点復活剤を流し込んで応急処置しましたが、1年経ったらやはりだめでした。
そこで、予備として入手してあったキーボードのOKのスイッチと交換することにしました。

修理したいキーボードです。 ”R” とテンキーの " . " と " , " の3つが不良で打ち込めません。


背面のプリント基板では 20, 98, 99番に対応します。

 
これは部品取りするジャンクキーボードです。 ジャンクと言っても不良keyは " L " , " @ " , " [ "  の3keyで、日焼けも少なく、こちらをメインにしても良いくらいのものです。
どのkeyを外しても良いのですが、”R” とテンキーの " . " と " , "  を外しました。


ハンダ吸い取り機で簡単に外せます。 タコ糸は引っ張りあげるために用意したのですが、特にこれがなくても外せました。


不良のスイッチを何とか直せないか見ましたが、密閉されて分解できそうにありません。


ダメもとで、無水エタノールに浸して何度かスイッチをON,OFFしました。


その結果、スイッチは回復し、導通するようになりました。 時間がたってからチェックしても導通があるので、直ったようです。 この3つのスイッチはジャンクキーボードに戻しておきました。

PC-9801 MOのHDDモード

2021年11月29日 18時05分48秒 | PC-9801
PC-9801RXのMOドライブをHDDとして使いたいので、いろいろ調べました。
HDDモードに設定できるMOドライブを使うか、SCSIカードのBIOSでHDDモードに設定する方法があるようです。
HDDモードにできるMOとしてI-O DataのRM-MO23Fを持っていたのですが、壊れてしまったのでNG。
RXで使用中のIF-2769ボードはHDDモードには出来ないようなので断念。
幸いHDDモードに設定できるBuffaloのIFC-NNを持っていたので、これに差し替えトライしました。
SCSIの接続は前回と同じで ID=0, 1に変換番長のCFカード(1GBx2)、ID=2にMOドライブ( I-O DataのMOF-230W) です。

IFC-NN ( ver1.1 )の外観です。


CTRL + GRPH + S でボードスイッチ設定メニューを開いて、MOをHDDモードに設定し、起動するとID=2のMOはMOHDと表示され、HDDモードに設定できたようです。


起動が進んでこのように3つのHDDが表示されました。 以前のIF-2769の場合には固定ディスク#3は表示されませんでした。


新品の128MBのMOを挿入し、改めて起動すると固定ディスク#3(MO)は当然 未フォーマットと表示されました。


#1HDDで起動し、MS-DOSのFORMATで#3のハードディスク(MO)を初期化、領域確保とシステム転送を実行した結果、ディスク#3からもMS-DOSで起動できるようになりました。


#3で起動し、A:¥DOS¥DOSSHELLで見たドライブ状況です(外付けの3.5inch FDDは電源OFFです。)
C: がMOです。D、Eは内蔵5inch FDDです。
C: にはSYSTEM転送だけなので、COMMAND.COMしか見えていません


MOから起動できるようになったので、MOにHDDのバックアップを取っておけば安心できます。

PC-9801RXの作動チェック

2021年11月28日 15時02分10秒 | PC-9801
久しぶりにPC-9801RXを引っ張り出して、作動チェックをしました。
このRXの本体は
1)I-O DATA PK-X486S50 4倍クロック486CPUボード
2)8MB増設メモリ(単位は間違っていません。ベースは640kByteメモリです)
3)ICMのIF-2769のSCSIカードです。

外部接続機器は写真のように、1GBのHDD(ID=0)、変換番長CFカード(1GBx2 ID=1, 2 )、
230MB MO (ID=3)、3.5inch FDD(All Mode)です。
1GBのHDDから起動するはずだったのですが、壊れたようでID=0を認識してくれません。
ID=1(固定ディスク2)から起動すると、MS-DOS(ver5.0A)は立ち上がり、各FDDもOKなのですが
MOを認識してくれません。
原因が思いつかなかったのですが、昔の忘備録を見て分かりました。 PC98の場合、SCSIのIDが連番でないとMOは認識しないようです。(SCSIカードの仕様?あるいはPC98の仕様?)。


そこで保管してあるEstate170(170MBと超低容量!)をID=0として接続しました。


これで起動するとIF-2769設定画面が開いて、ドライブ情報の変更を要求してきました。。
デバイスが変わるとこんなことが起こることはすっかり忘れていました。
SCSIが連続した結果、MOも読むことが出来ました。


外付けHDDは冗長ゆえ取り外し、変換番長をID=0、1、MOをID=2とすることにしました。


以上の設定でDOSSHELLでドライブの設定を見た結果です。
A,Bは変換番長のCFカードHDD、C,Dは内臓5インチFDD、E,F,I,Jは3.5インチFDD(I,Jは仮想)、GがMOドライブ、HはRAMDISKです。
この状態でまた倉庫に戻します。

Elecom FDD-35W14用の3モード ドライバ

2020年05月15日 18時15分26秒 | PC-9801
ElecomのFDD-35W14用の3Mode driverやutilityがアルファ データのAD-F35WRにも使えるかテストしました。

AD-F35WRです。 1.44MB用に切り替えスイッチがあります。ElecomのFDD機と違って、スイッチは2つのドライブにそれぞれ独立して付いています。


config.sysにドライバを組み込み、起動するとElecomと同じように I: , J: ドライブが1.44MB用になります。


Dosshellで見たドライブです。 D: ,E: は内臓の5インチFDD、F: , G: が外付けAD-F35WRです。
(A: は外付け1GBのHDD、B: , C: は変換番長のSDカードです。またH: はラムディスクです。)


utitilyのFDFMT.EXE(フォーマッタ)でフォーマットできるのは、表示のように
1.44MB, 1.25MB, 1.21MB, 720KB, 640KBでPC98とIBM AT機のフォーマットの主要なものは全部OKです。


本当に可能か全部のフォーマットを試したところ、全部OKでした。
参考に1.44MBの例を示します。


このElecomのDriverやUtilityはαデータ製以外にも、切り替えSWのあるFDDにも使えるかも知れません。