あだちの再生工房 日記2

機械類の修理を楽しんでいます。その日々の活動記録の積りでしたが、最近は修理とは関係のない記事が多くなっています

オーストラリアのPC-9801VX ユーザー

2022年10月30日 17時51分35秒 | PC-9801
オーストラリアのStevenさんから、ホームページ経由で、PC-9801VXについての問い合わせのメールが来ました。
オーストラリアでPC-9801VXを使っている人がいるとは驚きです。

Stevenさんは列車がメインの趣味。日本にも何度が撮影に来ているようです。
PC98は列車のアプリを実行するためのようです。
列車以外にも古いPCも趣味のようです。

eBayで落札したが、ジャンクだったのでマザーボードも買い足して、稼働状態にあるようです。
たまたま入手のPC98にはI-O DATAのアクセラレータ PK-X486が内蔵されていたそうです。
StevenさんのBlogです。
https://modelrail.otenko.com/

 問い合わせ内容は、PK-X486のセットアップディスクがなくて困っているので助けてくれとのこと。
幸い、該当のディスクセット2枚(更新版もあり)を持っているので、クラウドサーバの
MEGA経由で提供した。(違法かも知れない。時効であることを願う)。

 一週間ほどメールのやり取りをするうち、PK-X486はうまく起動するようになったが、
SCSIのMOドライブを認識しないし、起動もできないと、救援依頼が来ました。

 幸い、去年の12月から一カ月ほど大阪のMさんとPC98とWin機とのファイルのやり取りについて色々調べていたので、Stevenさんへはすぐに助言できました。
要点は下記の2点です。
 1)MOからの起動はHDモードであること
   その方法として、1つはMOドライブ自体をHDモードにする。 
   あるいはSCSIのBIOSでHDモードにする。
 2)PC98はSCSIのID番号は連番であること
   HDDが ID=0なら、MOはID=1

Stevenさんはすぐに理解されて、万事がうまくいったようで、大変感謝されました。

<参考> PK-X486のセットアップディスク(5インチ版です)




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HxCフロッピーエミュレータの電源修理

2022年04月30日 17時17分17秒 | PC-9801
HxCでPC-9801VXに一太郎(フロッピー14枚)をインストール中に突如HxCが動かなくなりました。
一瞬あせりましたが、ケースから出し電源からチェックしました。

5V電源に100Vを通電中にコンデンサから煙が出て、半田が溶けたようでコンデンサが倒れてきました。


コンデンサを外し基板を見ると液漏れと中央部が焼けて窪んでいるのが確認できました。


コンデンサを見るとやはり中央部が焼けてへこんでいます。
新品の電源なのになぜこのようにコンデンサが焼けたのかよくわかりません。
ニチコンのコンデンサなので初期不良とは考えにくいのですが...


基板の焼損部の拡大です。


コンデンサは330μF/10Vでしたが、330μF/16Vを取り付け、しばらく通電テストをしました。
(手持ちがなかったので四日市市のマツダ電機商会まで走ってきました。 初めて行ったのですが
色々部品が揃っているようで、助かりました)。


HxCが動くようになったので、改めて一太郎をインストールしました。
(いまさら一太郎を使うことはないので、HxCの操作練習という感じです)。
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HxC エミュレータのケース製作

2022年04月22日 15時18分09秒 | PC-9801
先日作動確認したHxCを入れるケースを作りました。
当初、アクリル板で2段に組む積りでしたが、ちょうどよいサイズのプラケースが見つかったのでこれを加工しました。
タカチ 電機 工業 プラスチック ケース TWN11-5-22Wです。
幅が11cm, 奥行22cm, 高さ5cm (いづれも外寸)で内寸はぎりぎりHxCが入ります。

タカチ電機工業のカタログです。
http://testweb.sanbi.co.jp/sanbiwork/2019Japanese_new/HTML5/pc.html#/page/118

後で知ったのですが、ここに図面がありました。
axel.as-1.co.jp
https://aimg.as-1.co.jp/c/3/993/20/03099320draw.pdf?v=7f35a0990e325978d4a1248eb991404d08e14276

邪魔なボスが何か所にあるのですべてリューターで削除しました。
(蓋をねじ止めできなくなりますが、テープなどで蓋を張り付ければ良しとします。)


HxCのフロントパネルが見えるように一辺を切り取りました。


100Vのスイッチも取り付けました(ちょっと貧弱ですが、125V 3AとあるのでOKでしょう)。


HxCと電源を仮に入れてみました。 何とか収納できています。


配線をすべて接続した状態です。


ふたを閉めてPC98には繋がず、通電テストです。


背面の状況です。


PC-9801VXに接続中です。 LEDが眩しいのでとりあえずスコッチテープを張り黒マジックで減光しています。
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HxC 2001フロッピーエミュレータとPC-9801VX

2022年04月19日 13時55分09秒 | PC-9801
以前から関心があったFDDのエミュレータHxCをヤフオクで入手しました。
あわせてVFO基板(第三研究所のTRI-009B)も入手しました。
外付けFDDにHxCを組み込んだものもヤフオクにあったので狙っていたのですが、少し高かったので躊躇している間に、即決でほかの方に落札されてしまいました。
仕方なく、個々に購入して自分で結線することにしました。

設定方法がよく分かっていないので、先ず内蔵して動作を確認した後、外付けすることしました。

HxCの34pinコネクタのピンアサインです。 FD1155DやFD1137Dでは6pinがDrive Select3に対して、HxCは16pinがID3#(DriveSelect3に該当)です。
内蔵するなら使うのはID0#とID1#なので、そのまま内蔵のケーブルにつなげばOKのはずなので、5インチと3.5インチのFDを外し、3月19日に作成した内蔵用のケーブルに接続しました。
思惑通り、Drive1とDrive2を認識し起動もOKでした。
しかし、フロッピーは2台しか繋いでいないのに、4台接続されているように表示されました。
色々調べると、HxCのfirmwareが古いとこのような現象が起こるそうです。(この時のfirmwareはV1.8.2.40)


とりあえず内蔵では認識できたので、外付けする準備をしました。
以前作成した外付け用のケーブルではDriveSelect3がだめと考えれるので、新たにHxCの外付け用ケーブルを作成しました。
34pinと50pinのコネクタの結線方法です。 FD1155DやFD1137Dと異なるのは16pinを10pinにつないだ点のみです。


作製した34ピン--50ピンケーブルです。


HxCとVFOの接続は直結状態です。


外付けするのでドライブ設定のディップスイッチはID2AとID3BをONにしました。


電源はACアダプタユニットから取り、PC98に接続しました。(2つのLEDが異常に明るいです)。


HxCで起動すると、本体内蔵の5インチFD(A:)、3.5インチFD(B:)、HxCのID2A(C:)、HxCのID3B(D:)と4ドライブを正しく表示しています。
(firmwareを最新のベータ版 V1.8.8.1aを入れました)。


一方、ハードディスクから起動すると、4台のドライブは認識しているのですが、なぜか外付けのHxCも内蔵と表示されています。
なぜこうなるかは分かりませんが、使用するのに支障はないので深追いはやめです。


使っているイメージファイルがこのように表示されます。
ドライブの選択や取り出しなどの操作性はあまり良くないです。 特に容量の大きなSDにたくさんのファイルを入れるとホルダーが使えるとはいえ、選択が大変な気がします。


更新したFirmwareです。V1.8.8.1aです。
後の作業としてHxC、VFO、電源を組み込むケースをアクリル板で作成する予定です。
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PC-9801の外付け5インチFDDケーブルの作成 その2

2022年03月30日 17時47分57秒 | PC-9801
先日外付けFDDユニット(36ピン)の接続ケーブルを作成しました。
https://blog.goo.ne.jp/masaharu221208/e/8d0810a3e17f7e111bad6aef508c7f0b

よく考えれば、外付けFDD(FD1155Dなど)の点検整備が目的なら、ケースに入れずに裸で接続したほうが簡単でやり易いと思い直し、直接PC98本体に接続するケーブルを作成しました。

結線方法は前回と同じように、下記を参考にしました。(そのままの踏襲です)。
「VFOありFDDの外付け化」
https://98epjunk.shakunage.net/fdd/invfofdd2ex.html

34ピンのエッジコネクタ(メス)と50ピン アンフェノール(オス)の結線対応表です。 34ピンの昇順を基準にしています。灰色はGNDです。


作製したケーブルです。 今後必要なら3.5インチ用の圧接コネクタを後付けする予定です。


FD1157Dを繋いだ状態です。 結線は間違いなくOKであると確認できました。


なお、5V,12Vの電源は丸ピンコネクタ出力の用途不明のACアダプターを流用しました。(公称12Vですが、実測は11.7V, 5Vは5.2V でした)。
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