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あだちの再生工房 日記2

機械類の修理を楽しんでいます。その日々の活動記録の積りでしたが、最近は修理とは関係のない記事が多くなっています

Elecom FDD-35W14のプチ修理

2020年05月13日 16時16分05秒 | PC-9801
PC-98用の3.5インチFDDのFDD-35W14の電源LEDがだいぶ前から点灯しなくなっていたので
ヘッドの掃除のついでに修理しました。
原因は半田付け不良でした。

正面の面板です。 Elecomのソフトで1.4Mbyteも使える便利なFDDです。 
DriveはSONYのMPF420-Bで基板のマイクロスイッチでdrive-1あるいは2に設定するタイプです。


本体下部にある電源ランプと1.4M切り替えSWの基板です。


電源ランプ(LED)は緑のLEDで脚をよく見ると片方の半田付けが外れているのが分かります。


この脚を半田付けし直した結果、電源ONで緑が点灯するようになりました。

PC98のキーボードの接触不良

2020年05月09日 17時02分59秒 | PC-9801
PC-9801VXのキーボードの一部のキーが入力不良になりました。
1,2と右側のテンキーの4と*の4つがだめになりました。
これはテンキーの4と*


これはメインキーの1と2のキー


以前にジャンク品のキーボードを手に入れていたので、このキーでOKなものを外し、
交換することにしました。


試しに、テンキーの”*”キーの半田を除去し、スイッチを外しました。
(単なるON-OFFスイッチなので2端子です)


交換する前にでダメもとで、接点復活剤(CAIGのDeoxIT D5)をキーの隙間に吹き付けました。
そして、何回かOn,OFFを繰り返した結果、ダメだった4つのキーは復活しました。
ちょっと不満が残る修理方法ですが、とりあえずOKになったので、良しとします。

スイッチが分解できる構造なら分解し、清掃したいのですが、ちょっと分解は無理なようなので
断念です。

PC98用 Turbo C++ フロッピーディスクの修復

2020年03月06日 18時52分06秒 | PC-9801
PC98用のTurbo C++ (ver1.01, 1990年)は3枚の3.5インチフロッピーディスクで構成されています。
PC-9801RXにインストールしようとしたら、DISK3が読み込み不能で中断してしまいます。
ディスクを見ると傷がついており修復不能です。
幸い、PC9801VX用のハードディスクにTurboC++がインストールされているので、DISK3を
作り直すことにしました。
DISK3のファイルのうち、ダメなのは CLIB.ZIP, SLIB.ZIP, LLIB.ZIP, HLIB.ZIP
(MLIB,XLIBはOK)。

例えばSLIB.ZIPは
 C0S.OBJ
 C0T.OBJ
 CS.LIB
 MATHS.LIB
 OLDSTRMS.LIB
 OLDBIOSS.LIB
から成っています。

これらのファイルをVXのハードディスクからピックアップし、PKZIP.EXEで 圧縮し、SLIB.ZIPを作りました。
確認のため、TC付属のunzip.exeで解凍しようとすると、Warning!が出て解凍できません。 
ほかの解凍ソフトならすべてOKなのに、TCのunzip.exeがダメでした。
TCのunzip.exeの実行はDISK1のINSTALL.EXEでバッチ処理的に順次進行するのですが、
unzip.exe xxxxx.zip a:\tc\lib というように、解凍先をディレクトリに指定しています。
最近のunzip.exeの解凍先のディレクトリの指定は -d のオプションを付ける必要があり、
そのままではTCのunzip.exeに置き換えることが出来ません。
そこで、TCのunzip.exeの文体と同じ解凍ソフトを探した結果、pkunzip.exeが使えることが分かりました。
そこでTCのDISK1のunzip.exeをpkunzip.exeに置き換え、ファイル名をunzip.exeに書き換えました。

すなわち、TCのINSTALL.EXEをだますという方法です。

以上のような細工をして、DISK1, DISK2, DISK3を作り直しました(DISK2はそのまま)。
DISK1から順にインストールし、問題のDISK3に移った時の画面です。
順調に解凍していくようになりました。


インストールが完了しました。


新たに作り直したフロッピーです。 上段がオリジナル、下段が今回作成したものです。
ラベルはインクジェットプリンターでコピーしたのでちょっと鮮明さに欠けますが、良しとします。



PC98用 3.5インチFDDの修理

2020年02月19日 16時39分24秒 | PC-9801
今年になってから、古いPC-9801RXを引っ張り出して遊んでいます。

ヤフオクでαDATAの3.5インチFDD AD-F35SRを入手しました。
通電はOKというものです。 
チェックをするとMS-DOSのdirなどで読み込みはできるのですが、書き込みができません。当然FORMATもできません。
通電OKというのはジャンクと考えた方が良いようです。

中身はTEACのFD-235HGなので中身の交換で直せないかトライしました。
結果、同じFD-235HGでも全く別物で、交換はできませんでした。

湿式のヘッドクリーニングディスクではだめだったのですが、ビデオのヘッドクリーニング液を使って綿棒で直接クリーニングしたら、幸いにも書き込みや、FORMATが可能になりました。
ラッキーでした。


AD-F35SRの外観です。


AD-F35SRの基板です。 右上のリボンケーブルの端子は11本です。


一般のPCの内蔵用のFD-235HGの基板です。このリボンケーブルの端子は10本です。
この段階で、基盤の交換でうまくいかないかとの考えは断念です。


AD-F35SRのコネクタ、モータ部です。 左側にジャンパーピンの設定が見られます。


これに対し、FD-235HGはジャンパーピンがなく全く別物です。


ヘッドクリーニングした後、フォーマットできるようになりました。
本当にラッキーでした。