前回に引き続き、Hewlette Packardの電卓の修理です。
HP41CXのPowerスイッチ( ON key )が不安定で、3回に1回程度、Power ONできないことがありました。
その逆に、電源OFFにしたくても切れないこともありました。
サービスマニュアルは下記にあります。
https://literature.hpcalc.org/community/hp41c41cv41cx-sm-en.pdf
Turn ONできない場合はコンデンサC5やダイオードCR1を交換せよとあるのですが、この不具合はkeyの接触不良の感じなので、この対策をしようと思いました。
ゴム脚は薄いゴム板を両面テープで張り付けてあるので、これを外すと、4本のネジがありこれを外します。
左側がキーボードとロジックボード、右側が電池とI/Oのケースになります。
ロジックボードです。大きな円盤はブザーで、その下にCPUがあります。
サービスマニュアルから引用した、ロジックボードの部品配置図です。
U1がCPUです。
ロジックボードの裏側です。 キーボードとの接続はシート基板を介して接触させるタイプです。(これでよく接触不良を起こさないものだと思います。)
キーボードの基板です。
これをバラシて、キーの接触を確認したかったのですが、キーボードのケースと基板とが溶着されているようで、これ以上は分解できないようで、キーの構造は確認できませんでした。
PowerSwitchに対応する接点は○で囲んだ箇所です。
拡大鏡で見るとキーと連動する丸い金属板があるようで、この金属板がスルーホールに接触して、ONになるようです。
そこで、このスルーホールから接点復活材(DeoxIT)を流し込んで、ブロワーで乾かすことを何度が行い、効果を見ました。
しかし、逆に悪化してしまい、まったくPower ONできなくなってしまいました。
そこで、今度はIPA(イソプロピルアルコール)を流し込んで、ブロワーで乾燥。
これを何度か繰り返しました。
この方法が良かったようで、一発でONできるようになりました。
バンザイです。
HP41CXのPowerスイッチ( ON key )が不安定で、3回に1回程度、Power ONできないことがありました。
その逆に、電源OFFにしたくても切れないこともありました。
サービスマニュアルは下記にあります。
https://literature.hpcalc.org/community/hp41c41cv41cx-sm-en.pdf
Turn ONできない場合はコンデンサC5やダイオードCR1を交換せよとあるのですが、この不具合はkeyの接触不良の感じなので、この対策をしようと思いました。
ゴム脚は薄いゴム板を両面テープで張り付けてあるので、これを外すと、4本のネジがありこれを外します。
左側がキーボードとロジックボード、右側が電池とI/Oのケースになります。
ロジックボードです。大きな円盤はブザーで、その下にCPUがあります。
サービスマニュアルから引用した、ロジックボードの部品配置図です。
U1がCPUです。
ロジックボードの裏側です。 キーボードとの接続はシート基板を介して接触させるタイプです。(これでよく接触不良を起こさないものだと思います。)
キーボードの基板です。
これをバラシて、キーの接触を確認したかったのですが、キーボードのケースと基板とが溶着されているようで、これ以上は分解できないようで、キーの構造は確認できませんでした。
PowerSwitchに対応する接点は○で囲んだ箇所です。
拡大鏡で見るとキーと連動する丸い金属板があるようで、この金属板がスルーホールに接触して、ONになるようです。
そこで、このスルーホールから接点復活材(DeoxIT)を流し込んで、ブロワーで乾かすことを何度が行い、効果を見ました。
しかし、逆に悪化してしまい、まったくPower ONできなくなってしまいました。
そこで、今度はIPA(イソプロピルアルコール)を流し込んで、ブロワーで乾燥。
これを何度か繰り返しました。
この方法が良かったようで、一発でONできるようになりました。
バンザイです。