あだちの再生工房 日記2

機械類の修理を楽しんでいます。その日々の活動記録の積りでしたが、最近は修理とは関係のない記事が多くなっています

iBook G3 12インチのLCDスクリーン交換

2024年04月25日 14時27分35秒 | OLD Macintosh
ビネガーシンドロームになったLCDは下の写真のように見苦しいものの、実用上は問題ないのでそのままにしていました。 先日、代替品が安く手に入ったので交換しました。
LCDの交換は本体を分解することなくスクリーンカバーを外すことで意外と簡単です。
iBook G3の分解方法は下記のサイトに詳述されており、これを参考にしました。
https://www.ifixit.com/Device/iBook_G3_12%22



オリジナル品はSAMSUNG製です。

バックライトのコネクタで水色と白の線で繋がっています。


入手したLCDです。 iBook G4 用なので使えるかどうか不安でしたが、データのコネクタもバックライトのコネクタも、問題なく挿入できました。

バックライトのコネクタの線は白黒です。


上のカバーを取り付ける前に起動チェックし、正常に表示することを確認しました。
めでたしめでたしです。
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BlueSCSIのHDAファイルと各種エミュレータ

2024年04月10日 15時40分26秒 | OLD Macintosh
前回と同じような内容ですが、BlueSCSIのHDAファイルがBasiliskIIやQEMU-m68kで使えるか確認しました。

BasiliskII for WindowsとQEMU-m68k for Windows
 使ったのはWindows11
両方ともHDAファイルがそのまま使えます。


BasiliskII for MacOS と QEMU-m68k for MacOS
  使ったMacはMacBook Pro ( Sonoma14.4.1 )
BAsiliskIIではHDAを受け付けませんが、.hdaを .dsk あるいは .hfvに書き換えればOKです。
QEMU-m68k では .hdaはOKですが、.hfvはだめです。 .hfvを .hda や .dskに書き換えてもNGでした。
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SE/30 ASANTE PRINT によるNAS接続

2024年04月06日 17時53分03秒 | OLD Macintosh
久しぶりにSE/30の予備ボードの起動チェックをしました。
ついでにASANTE PRINT ( ASANTE Talkの古いタイプと思う )でNAS接続も
チェックしました。

NASはI-O Data のLAN-iCN2でコントローラとHDDが別体の古いNASです。
HDDはiConnectタイプなのでちょっと特殊ですが、Old Macには十分な容量です。
120GBのHDDです。

久しぶりだったので、Pinter Portに繋ぐことすら忘れており、
少し難航しましたが無事接続できました。

接続状況です。


ASANTE PRINTです。 正常に動いているときはTXとRXが点滅しています。
そうでないときは、DC電源を入れ直せば正常に戻ります。


NASの名称はlandisk120です。 ここにMacのOSやソフトがすべて入っています。
これによりCD-ROMドライブやMOドライブは使うことがなくなりました。


NASの中身の一部です。


以前に別の機器でNASへ接続する方法をこのブログに掲載したので、
それらを改めて紹介します。

ASANTE EN/SC の作動チェック
https://blog.goo.ne.jp/masaharu221208/e/f88c9c6a42358c33feddd2a53d56b7fb

Old Macのファイル共有
FarallonのPhoneNetを使った例です。
https://blog.goo.ne.jp/masaharu221208/e/9dab67bedd162e6df8f45d7d29b49bd1
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Windows版 QEMU ( m68k )でMacOS8.0をインストール その2

2024年03月31日 15時55分28秒 | OLD Macintosh
3年ほど前に、Windows10にQEMUでMacOS8.0をインストールしました。
そのブログです。
https://blog.goo.ne.jp/masaharu221208/e/95da9ae3f36b147a569f1a6c47bc87fc

SE/30用に用意したBlueSCSIのSCカードのhdaファイルが色々試行している間に
数多くWinPCに溜まってきました。
整理したいのですが、SDにコピーし、実機のSE/30で起動チェックするのも大変なので、
QEMUのm68kエミュレータで読み込めないか、さらには起動もできないかトライしました。
hdaファイルはSheepShaverで読み込めることは承知しているのですが、
起動はできないのでこれを使うのはやめておきます。

QEMUのm68kのインストールは下記に従いました。
Running qemu-system-m68k in Windows
https://www.emaculation.com/doku.php/ppc-osx-on-qemu-for-windows

ROMは手持ちのQuadra650のROM( q650.rom )を使いました。
先ず、練習も兼ねて解説通りの MacOS8.0をインストールしました
 qemu-img.exe create -f raw -o size=2G MacOS8.img
 qemu-img.exe create -f raw pram-macos.img 256b


ちょっと手こずったのが、初期化していないMacOS8.0.imgのHDが表示されていなので、
これを初期化する方法を忘れて焦りました。
MacOS CDの中のユーティリティホルダ --> ドライブ設定ホルダ -->ドライブ設定のアプリで
初期化して、HDが表示できたので、ここへOS8.0をインストールしました。

OS8.0で起動できることを確認した後、本命のBlueSCSIのhdaから起動できるか確認しました。

色々トライした最終的なコマンドは下記のリストです。

qemu-system-m68k.exe ^
-M q800 ^
-m 128 ^
-display sdl ^
-bios q650.rom ^
-drive file=pram-macos.img,format=raw,if=mtd ^
-device scsi-hd,scsi-id=0,drive=hd0 ^
-drive file=HD00_512-KT753.hda,media=disk,format=raw,if=none,id=hd0 ^
-device scsi-hd,scsi-id=1,drive=hd1 ^
-drive file=FREE.img,media=disk,format=raw,if=none,id=hd1 ^
-device scsi-hd,scsi-id=2,drive=hd2 ^
-drive file=MacOS8.img,media=disk,format=raw,if=none,id=hd2 ^
-device scsi-hd,scsi-id=3,drive=hd3 ^
-drive file=HD50_512-500MB.hda,media=disk,format=raw,if=none,id=hd3 ^
-device scsi-cd,scsi-id=4,drive=cd0 ^
-drive file=KT753.iso,media=cdrom,if=none,id=cd0


HD00_512-KT753.hda
  このファイルはBlueSCSIのファイルで、SE/30で使ているものです。
FREE.img
これはブランクの500MBのHDです。
  qemu-img.exe create -f raw -o size=500M FREE.img
  で作成しました。
MacOS8.img
一番最初に作成、インストールしたOS8のHDです。 
  必要ないのですが残してあります。
HD50_512-500MB.hda
  これもBlueSCSIのファイルで、漢字Talk7.5.1~7.5.5のファイルを
  500MBのHDにコピーしたものです。
KT753.iso
  漢字Talk7.5.3のCDのisoイメージです。

思い通りに、KT7.5.3で起動でき、HD50_512-500MB.hdaやKT753.isoも画面上に表示されています。

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SE/30 用 30pin SIMMソケット

2023年07月01日 16時03分49秒 | OLD Macintosh
30pin SIMM ソケット(金属ラチェット)の入手が困難になっています。
手持ちのジャンクな IIci のボードのソケットが、金属ラチェット式なので、
これを取り外し、備蓄することにしました。

以前、ヤフオクで350円という安さで落札したIIciボードです。
HAKKOの半田吸取り機 FR-301を使いました。


SIMMソケットは2列が1組のタイプです。
以前68pinのROMソケットを外すときに失敗した経験を踏まえ、足が自由に動くのを確認できるまで、完全にハンダを吸い取りました。


1本目を外しました。 ジャンクなIIciボードで、後で再利用することはないので、
プリントのラインを潰してしまっても構わないのですが、練習を兼ねて極力潰さないように、直接基板には吸取り機が接触しないように注意しました。


4本ともうまく外れました。
以前にSE/30にも使える共通のIC(UE10,UJ11,UK11,UL11,クリスタル発振器など)数点を取り外してあります。


外したソケットです。


その裏側です。


よく見たら、1本だけ足が短くなっていました。
もともと基板の裏で折り曲げてあったのを真っすぐに戻した際に、折れたようです。
再利用する際には、半田付けは要注意です。
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