1年前には正常に起動していた予備のSE/30 Logic board の調子がおかしくなりました。
FDDやSCSI HDから正常に起動はするのですが、マウスが動きません。
なにか微妙には動くのですが、まったくコントロールできません。
ADB系統のトラブルで致命的ではないと判断し、簡単なヒューズから導通チェックしました。
F1 ヒューズに導通がないので、確認のためジャンパー線で短絡したら、マウスが動くことを確認しました。
F1 ヒューズの断線が決定的となりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/84/9dd5f4408efc94874113cfb1dd87373e.jpg)
AppleのF1周りの回路図の抜粋です。1Aのヒューズのようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/09/56ac092236abec9d29b02d3675bbbfff.jpg)
一方、BOMARCの図面では F1 ヒューズは2Aで、記号が見慣れないものになっています。
色々調べたら、この記号は resettable fuse(あるいはポリスイッチ)と呼ばれるもので、常温では低抵抗で過電流で導電性ポリマーが温度上昇し、抵抗が急増し、遮断されるものと知りました。
(参考情報:https://detail-infomation.com/poly-switch/ )
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/80/619012d5707f186c608a2b6befc648a7.jpg)
このようなヒューズの手持ちはないので、ジャンクの IIcx にもADB系統に同じヒューズが使われているので、これを剥がして再利用することにしました。
簡単にハンダを外せばいいと思って剥がしたのですが、ポリマーを挟んでいる金属板のハンダ付けもはがれてしまいました。
(250℃から270℃の低い温度で剥がしたはずですが、簡単にはがれてしましました)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/5d/9a9be7c6be5e8d5b03874e61d07b098d.jpg)
ダメもとで、金属枠に低温ハンダを半田付けし、2つの板を接合しました。
単体でのテストでは、常温で0.7Ω、半田鏝で枠を温めると、急速に抵抗が増大したので再利用できると判断しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/1a/7d2c3654f397c05b62380d602f772d82.jpg)
SE/30のオリジナルのF1ヒューズです。 ほかのSE/30のF1ヒューズとは異なりこのようなAxial形態のヒューズです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/0f/6ac650ad61d4eb4dc67bdd05064576dd.jpg)
外したヒューズです。 BUSS 1Aとあります。 導通をチェックしたところやはり∞で、再利用不可です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/f8/9d25d40cf7003f2383db67d0c05bfafa.jpg)
外した後のボードです。 外したaxialのヒューズあるいはIIcxから外した金属枠のヒューズのどちらでも使えるような基板パターンになっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/e7/65cb5114fcebf04d17b96b97eb844858.jpg)
温度に注意しながら、ポリマータイプのものを半田付けしました。
美しくはないですが、何とか分解せずに半田付けできました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/a9/43661277513269dd989c1a4fcbd15bfe.jpg)
起動しマウスが動くことを確認できました。 単純なトラブルでラッキーでした。
FDDやSCSI HDから正常に起動はするのですが、マウスが動きません。
なにか微妙には動くのですが、まったくコントロールできません。
ADB系統のトラブルで致命的ではないと判断し、簡単なヒューズから導通チェックしました。
F1 ヒューズに導通がないので、確認のためジャンパー線で短絡したら、マウスが動くことを確認しました。
F1 ヒューズの断線が決定的となりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/84/9dd5f4408efc94874113cfb1dd87373e.jpg)
AppleのF1周りの回路図の抜粋です。1Aのヒューズのようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/09/56ac092236abec9d29b02d3675bbbfff.jpg)
一方、BOMARCの図面では F1 ヒューズは2Aで、記号が見慣れないものになっています。
色々調べたら、この記号は resettable fuse(あるいはポリスイッチ)と呼ばれるもので、常温では低抵抗で過電流で導電性ポリマーが温度上昇し、抵抗が急増し、遮断されるものと知りました。
(参考情報:https://detail-infomation.com/poly-switch/ )
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/80/619012d5707f186c608a2b6befc648a7.jpg)
このようなヒューズの手持ちはないので、ジャンクの IIcx にもADB系統に同じヒューズが使われているので、これを剥がして再利用することにしました。
簡単にハンダを外せばいいと思って剥がしたのですが、ポリマーを挟んでいる金属板のハンダ付けもはがれてしまいました。
(250℃から270℃の低い温度で剥がしたはずですが、簡単にはがれてしましました)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/5d/9a9be7c6be5e8d5b03874e61d07b098d.jpg)
ダメもとで、金属枠に低温ハンダを半田付けし、2つの板を接合しました。
単体でのテストでは、常温で0.7Ω、半田鏝で枠を温めると、急速に抵抗が増大したので再利用できると判断しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/1a/7d2c3654f397c05b62380d602f772d82.jpg)
SE/30のオリジナルのF1ヒューズです。 ほかのSE/30のF1ヒューズとは異なりこのようなAxial形態のヒューズです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/0f/6ac650ad61d4eb4dc67bdd05064576dd.jpg)
外したヒューズです。 BUSS 1Aとあります。 導通をチェックしたところやはり∞で、再利用不可です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/f8/9d25d40cf7003f2383db67d0c05bfafa.jpg)
外した後のボードです。 外したaxialのヒューズあるいはIIcxから外した金属枠のヒューズのどちらでも使えるような基板パターンになっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/e7/65cb5114fcebf04d17b96b97eb844858.jpg)
温度に注意しながら、ポリマータイプのものを半田付けしました。
美しくはないですが、何とか分解せずに半田付けできました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/a9/43661277513269dd989c1a4fcbd15bfe.jpg)
起動しマウスが動くことを確認できました。 単純なトラブルでラッキーでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/e1/c93459ecb88f11d9685b37a7d2a57cc6.jpg)