あだちの再生工房 日記2

機械類の修理を楽しんでいます。その日々の活動記録の積りでしたが、最近は修理とは関係のない記事が多くなっています

BlueSCSIとzuluSCSIのCD-ROM イメージ化

2023年01月31日 18時04分16秒 | OLD Macintosh
以前はSCSI2SDが1万円から1万3千円程度だったのに、現在は2倍ほどの高額になってしまいました。
SCSI2SDの進化版はzuluSCSI(RP2040)は1万円以下で手に入るので、参考のためeBayで仕入れました。

BlueSCSIとzuluSCSIはCD-ROMも扱えるということで、CDをイメージ化してマウントするかテストしました。

試したCD-ROMはAppleの純正品で
① 漢字Talk 7 (7.1) -- CD単独では起動できないもの
② 漢字Talk 7.5 -- CD単独でも起動できるタイプ

HDDとCDは下記の組み合わせでテスト
 HD00_512-KT753.hda
 HD10_512-KT607.hda
 HD20_512-KT71.hda
 HD30_512 Free.hda
 CD6 KT71.toast(.iso)
 あるいは
 CD6 KT75.toast(.iso)

結論は以下です。
1)イメージ化はRoxio Toastが使える。
  使ったPCはPowerBook G4 (Tiger MacOSX 10.4.11)
  Roxio Toast 6 Titanium
2)BlueSCSIは .toastのままでも認識する。.toastを単に.isoに書き換えてもOK
3)zuluSCSIは .toastのままではだめ。 .isoに書き換えればOK
4)BlueSCSIは漢字Talk 7(CD6 KT71.toast)なら,4つのHDDとCDが思い通りに認識できる。
5) しかし、漢字Talk 7.5(CD6 KT75.toast)ではCD6 KT75が起動してしまい、
HD00,HD10,HD20は認識されず、HD30のみがマウントされる。
6)CDのIDを2に変更し、下記の順序とすると
  HD00_512-KT753.hda
  HD10_512-KT607.hda
  CD2 KT71.toast(.iso)
  HD30_512-KT71.hda
  HD40_512 Free.hda
HD30のKT71が起動し、CDはマウントされるが、それ以下のHD10,HD00は認識されない。

 5), 6)のように起動可能なCDが起動すると妙な現象となる。

7)zuluSCSIはCD6 KT71.isoはマウントできない。
  しかし、起動可のCD6 KT76.isoはマウントできるが、BlueSCSIの時と同じような5)や6)のような妙な現象が起こる。
8)Toast以外のイメージ化を色々試しましたが、どれもNGでした。
  以下はネット上にあるISOイメージ化の例です。
 
Creating an .iso from a HFS CD-ROM in macOS 10.15 (Catalina)
https://www.emaculation.com/forum/viewtopic.php?t=10709
sudo dd if=/dev/disk5s1s2 of=~/Desktop/"Disk 1.iso"

How To Create ISO Disc Image from CD/DVD in Mac OS X
https://imacify.com/2013/06/how-to-create-iso-disc-image-from-cddvd-in-mac-os-x/
hdiutil makehybrid -iso -joliet -o [filename].iso [filename].cdr

CD6 KT7.toastがマウントされた例です。

コメント (1)
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BlueSCSI 自作2号機完成

2023年01月24日 16時13分39秒 | OLD Macintosh
自作の2号機が完成しました。
結線も要領が分かったので1号機が7時間掛かったのに対し、4時間ほどで済みました。
結線ミスもなく一発で起動できました。

2号機の結線です。
SCSIの50ピンコネクタのGNDはサンハヤトのシート基板で連結しています。


今回はMacでflash-mac.commandでフラッシングしました。
versionは最新のv1.1-20221203です。
Macでのフラシングの方法は下記です。
https://ameblo.jp/keroxiee1016/entry-12738203933.html?frm=theme

ローダーを入れた後、USBでフラシング中です。


その画面の拡大です。


一発で起動できました。


左が2号機、右が1号機です。


裏の結線状態です。(左が2号機)

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みかんと八朔の収穫

2023年01月23日 17時03分29秒 | 日記
ミカンと八朔を先日、収穫しました。
ミカンの木は5本ほどあったのですが、カミキリムシにやられるなどして、最後の1本が生き残っています。
しかし、ちょっと元気がないものの実をつけてくれました。
八朔は1本ですが元気です。

ミカンの木です。


八朔の木です。


採ったミカンです。 自家用には十分の数です。


八朔です。 ほんの一部を収穫し、残りはまた2月に採る予定です。


八朔はまだまだ数多く残っています。
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BlueSCSIの製作

2023年01月19日 17時06分31秒 | OLD Macintosh
BlueSCSIの基板そのものはシンプルなのでユニバーサル基板を使って、作ってみました。
回路図は下記のサイトのGerber ファイルを利用。
https://github.com/erichelgeson/BlueSCSI/tree/main/hw/
desktop-50-pin
bluescsi-1.1-a-FINAL
Gerber file viewerとして KiCad 6.0 を利用

また、使用パーツはMouserから購入
https://www.mouser.com/ProjectManager/ProjectDetail.aspx?AccessID=c5cc83feff
Mouser 1985円

マイクロSDカードのソケットをユニバーサル基板に取り付けるのはピッチが合わず、面倒そうなので、サンハヤト メモリーカード変換基板 CK-40(amazon 747円)を利用。
(Mouserに含まれるソケットは無駄になってしまいました)

それ以外のパーツは下記です。
1) Hailege 2個セット STM32F103C8T6 ARM STM32最小システム開発ボードモジュール
(amazon 2280円)

2) KAUMO ユニバーサル基板 両面スルーホール ガラスエポキシ材 2.54mmピッチ
(7×9cm 5枚セット amazon 980円)

3) サンハヤト シール基板 ICB-052(在庫品) 
抵抗アレイを連結するのに使用
(リード線の被覆を剥き、ラッピングする手間を省くために利用)

4) 細ピンヘッダーと丸ピンソケット(在庫品を使用)
5) 330Ω抵抗 2個(在庫品)

BluseSCSI 一枚当たりの費用は大体 4200円程度となりました。

BlueChip(STM32)と抵抗アレイは丸ピンソケットとしました。
基板にパーツを配置してみました。
LED用の330Ω抵抗は手持ちのものが1/2Wattなので大きなものになったのでSTM32に隠れるように配置しました。
また、2つのLEDのピンヘッダーの位置を変更してあります。


STM32は細ピンヘッダーを取り付けました。




SD変換基板にピンヘッダーを取り付けた状態です。




Gerberファイルから書き直した実体配線図です。


この配線図に従って、細いジャンパー線(AWG30)で結線した結果です。
色を変えたことに意味はありません。


結線が完了し、STM32を最新版でフラッシングし通電したところNGでした。
原因は次の2点でした。
① microSD #6ピンがGNDに繋がっていなかった。
 Gerberファイルの表裏の配線しか見ていなかったので、小さな穴のスルーホールがあることに気づかなかった。 
(このスルーホールによって#6ピンの部分が裏のGNDに繋がる)。
② Power ONのLEDに繋がる抵抗R1の結線ミス(STM32の5Vのピンに未接続)
以上の2点を修正したら正常に働きました。




正規版と今回製作したBlueSCSIの比較です。
ゆったり目に組んだので、ちょっと大きめですが、SE/30などのSCSI HDDの大きさよりは十分小さいです。
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BlueSCSI の修理

2023年01月13日 16時21分38秒 | OLD Macintosh
BlueSCSIのボードのみをeBayで安く仕入れたのですが、一部は難ありの商品でした。
少々高くても、正規品(認証品?)を買うべきでした。

正規品の販売者のリストは以下です。
日本ではKero's Mac Modsさんで、Yahooでも出品されている方です。
私がeBayで落札した出品者はリストにはありませんでした。
https://scsi.blue/
https://www.infinityproducts.co.jp/shop-1?page=2

<経緯>
以前、ヤフオクで旧バージョンのBlueSCSIを仕入れて、重宝していました。
何台かあるOld Macにも取り付けたいのですが、何台も揃えようとすると
ちょっと高額になってしまいます。
たまたまeBayにSTM32が付属しない、BlueSCSIのボードのみが2台セットで
安く出品されていたので、これを落札しました。
抵抗アレイやSTM32がソケット化されていました。

入手したボードです。




別途、eBayで購入したSTM32F103C8T6です。


2台のBlueSCSIにこのSTM32を挿入し、最新バージョンのV1.1 20221203を
フラッシングしました。
しかし、1台はSE/30の起動中にsadマークで起動できず。 
もう一台はSDが挿入されていないという警告で機能せず。

STM32用のソケットはDIP用の平板のソケットで、STM32を挿入し辛いので
一台目についてはこのソケットを外し、STM32を直付けしました。
しかし効果はなく、依然としてNG。
何度かフラッシングをし直してもNG. BlueSCSIの回路をチェックしても問題なし。
(BlueSCSIのボードの回路は簡単なので、見落とすはずはありません)。

後はSTM32を疑い、改めてアマゾンでSTM32を購入しました。
ハンダ付けした古いSTM32を取り外すのが問題でした。
BlueSCSIのボードが華奢で、半田吸取り機で吸取ると、パッドが何か所か剥がれてしまいました。
ボードの厚みは1mm弱で銅箔も極めて薄いです。
(やはり信頼できる所から購入すべきでした。)


幸い裏側のライン数は少ないので、修復はそれほど厄介ではありませんでした。
3か所ほど細いワイヤで補修し、丸ピンソケットをハンダ付けしました。




新しく仕入れたSTM32をフラッシングした結果、正常に起動できました。
やはり最初のSTM32が不良品でした。




次に2台目の修理です。
2台目も1台目と同様に、丸ピンソケットにしてSTM32をフラッシングしました。
しかし、相変わらずSDが挿入されていませんという警告です。
1台目のSTM32に交換しても同様にNG
回路も問題ないはずなので、SDソケットを疑い、テスタでSDのピンの導通チェックした結果、結線に断線はないものの、3,4,5ピン相互に導通があることが分かりました。
明らかに異常です。
ソケットを外した結果、やはり半田で繋がっていました。


その拡大です。
なぜこのように半田が流れ込んだ(?)のか不明です。
外すときに熱を加えすぎたため、ソケットのプラスチックが少し溶けてしまいました。
再利用できるとは思うものの、大切な箇所なので新品に交換することにしました。


新品のソケットです(Molex 104031-0811でモノタロウで購入)




ソケットの交換で正常に機能するようになりました。


安価に仕入れた積りでしたが、STM32の無駄な購入、SDソケットの購入のことを考えるとそれほど安くなりませんでした(ヤフオクの80%ほどになってしまいました)。
さらには修復の工数を考えると全く割に合いません。
その代わり、BlueSCSIの構成やSTM32との関係が良く分かりました。
BlueSCSI本体の回路は単純なのでユニバーサル基板を使って、ワイヤラッピング的な結線で組めそうな気がします。
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