あだちの再生工房 日記2

機械類の修理を楽しんでいます。その日々の活動記録の積りでしたが、最近は修理とは関係のない記事が多くなっています

Macintosh Classic IIのコンデンサ交換

2021年03月31日 16時33分26秒 | OLD Macintosh
1週間ほど前にClassic IIをメンテのため通電した時には、起動音は鳴らないものの、
正常に起動していました。
しかし、3日ほど前には起動時に画面が白黒の縦帯模様が表示され起動せず、2回目の
通電で、正常に起動したものの、嫌な予感がしました。
2日前に通電すると、画面が明るくなるものの無反応。 ON-OFFを繰り返すと遂には
画面は暗いままで何の反応もしなくなってしまいました。

Analog(電源含む)かLogicかどちらが問題かわからないので、先ずLogicボードのrecapを
行いました。
以前にもrecapを行ったようでC11は交換されていました(全く記憶がありません。 20年以上
前のことかも知れません。) また、C11のプラスのプリントパターンが剥離しており
下手な方法でリード線が半田付けされていたので、これも撤去しました。

外した電解コンデンサで全部で13個です。C11以外はオリジナルの表面実装のコンデンサです。


交換後のLogicボードです。


回路図ではC11のプラスはDFACの2pinに繋がっているので、リード線で直接Pin2に半田付けしました。


このボードを取付け起動したところ、起動音も鳴り正常に起動するようになりました。
このようにうまくいったときの快感はたまりません。 


AnalogボードはOKなようですが、新品を購入してから26年か27年経っているので、今後のため
全コンデンサも交換することとしました。

ボードの裏は液漏れでかなり腐食されていました。


CP6, CP8の液漏れがひどいようです。


外した電解コンデンサです。 25本あります。


交換後のAnalogボードです。
これを本体に戻し、正常に起動することを確認しました。
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