新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

1月12日 その2 「政治刷新本部」について

2024-01-12 10:44:11 | コラム
飯島勲氏は言われた:

つい先ほど、当方独自の考えで岸田総理の「政治刷新本部」を批判した。その直後にPresident誌の最新号で飯島勲氏が「岸田内閣は先頃閉じた国会では14本もの政府提案の法案を成立させたし、少子化対策・(私の見解では)処理水排出等々をキチンとやり遂げておられるにも拘わらず支持率は最悪で17%、青木の法則では50%を切るなど不可解な状態だ」と指摘しておられたのを読んだ。

誠に尤もな指摘であり反論の余地などないと思う。だが、何となく偶々タイミングがピタリと合って、当方の批判に対する反論を読んだかのようだった。官邸におられる飯島勲氏の立場からすれば、そう言われるのは当然であり、そう言われて不思議はない内容だろうと思う。

私は既に「岸田内閣は上記の飯島氏が取り上げられた例が示すように、やるべき事を何件もやり遂げておられた割には、減税を打ち出すと批判されてしまったように、国民(というよりもマスコミとする方が正確かもしれない)に信頼されず、支持されない方向に進んで行ってしまう」のだった。私が見るその要因は「民の竈から煙が立たない政策が多いから」と表現したが、国民が生活を楽しめるような手を打ってくれないという事ではないのか。

今回の「政治刷新本部」にしても同様で、本部を設けて刷新して「派閥を無くす、収支報告書不記載を許さない、政治資金パーティーを自粛するか形を変えて行う等々」を成し遂げたとしても、円安が是正されるとか、物価上昇が止まるとか、人口の東京一極集中が止まって地方の絶滅寸前の自治体が減るとか、タクシーが何時でも拾える時代に戻るとか、バスが減便されないとかいう良い方向に結びつく訳ではないとしか思えないのだ。

以前にも述べたことで、私の主張または指摘は完全な誤りかもしれない(50年程前に聞いて印象に残った英語の表現で“I could be entirely wrong.”というのがあったが)、これが当て嵌まるかもしれないと思いつつも、思うところを「後難を恐れず」に主張した次第だ。「貴殿が言う通りだ」か「貴殿が言うことはこの点が誤っている」と受け止められた方は、どうぞ遠慮なくご指摘下さい。よろしくお願いします。



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