新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

青山学院大学が第1位だった

2022-11-06 08:01:17 | コラム
関東地区の20万人の高校生が希望する進学先:

昨5日のことだった。らくらくスマートフォンが鳴るので、滅多に来ないと信じているショートメール着信のお知らせかと思えば、意外にもGoogleのニュースだった。その中にReseMom JPが関東地区の20万人の高校生を調査した、彼らの望ましい進学先の結果が含まれていた。

国立大学の1位が東京大学だったことは特にニュースだとも思えないが、2位以下が筑波大学、大阪大学、東北大学、京都大学(以下略)だった。これらの大学の中から、現代の高校生たちが選んだ国立大学の2位が筑波大学だったのはわたしにはやや意外だった。

と言うのは、恐らく彼らはこの大学が元はと言えば東京文理科大学という教員を養成する大学で、筑波になる前は東京教育大学だったと承知しているとは思えないのからだ。もっと古い話をすれば、東京高等師範に東京体育専門が吸収されたのだった。その東京高等師範学校の附属が、悠仁様が入学された今の筑波大附属高校である。

最も私の興味を惹いたのが、国立大学の順位よりも私立大学の第1位が4大私立大学を尻目に、青山学院大学が選ばれていた事だった。先ずはトップ10校を列記してみると、2位が近畿大学だったし、以下関西大学、慶応大学、明治大学、早稲田大学、上智大学、中央大学、同志社大学、立命館大だとなっていた。

近年、青山学院大学の人気が上昇しているとは何となく聞いてはいたが、1位に来ていたとは箱根駅伝等で示されたスポーツの強豪大学として評価されたのかとも見えるが、それならば駒澤大学も入ってこなければ片手落ちのようにも思える。こんな青山学院大学にとっては失礼なことを言うのではなく、純粋に高校生たちがアカデミックな視点から評価したと見るべきだろうと考えた。

他には所謂「4大私立」の中の東京理科大学が漏れていたのが不思議に思えたし、GMARCHからは立教大学、法政大学、学習院大学も入っておらず、その位置を「関関同立」から関西大学と立命館大学が入り関西学院大学が零れ、更に「産近甲龍」からは近畿大学と関西勢が入っていたのだった。この辺まで来ると、超後期高齢者の私には何か言えるだけの知識も情報の持ち合わせもない。

私は時代の高速の変化にはついていけないと常に感じさせられているのだが、現代の高校生たちの物の見方を少しは察する材料も見えた気もする。同時に「まるで使いこなせていないらくらくスマートフォンではあるが、このような現代の変化の様子の一部を知らせてくれたこと」には何となく「持っていて良かった」と認識した次第だ。

なお、ReseMom JPとは小学校から大学までの受験関連の調査を専門とする機関のようだった。



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