新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

偏ったマスコミの新型コロナウイルスの報道の仕方

2020-08-24 09:34:18 | コラム
何故「怖い、怖い」と脅すのだろう:

去る22日に32年間もお世話になっているクリニックの先生と、診察が終わってから後続の患者さんがいないのを見て、世間話をする時間が取れた。私はマスコミのおかしな点は「本来は患者さんを診察して治療するのがお仕事のはずのお医者様を方々から集めて、新型コロナウイルス対策等々を語らせている点だと思う。しかも、多くは一種の恐怖感を煽るような『こうしなければならない』とか『これをするのは危険だ』という類いの怖い話をされるのだ。中には「第二波の真っ只中」と断定された偉い先生がおられたが、我々にはそれだからどう対処すべきは教えて頂けなかった。

また、彼らのおかしな点は屡々登場される先生方の中には、どう考えてもご専門ではないはずの統計学のような予測や傾向を語って頂いていることが多いこと。それは如何にもか科学的に恐怖感を煽ってしまう結果になると私は見ているのだ。即ち、建設的なご意見と言うよりも有害にさえ聞こえる時がある」と申し上げた。先生は笑いながら聞いて下さったが、「我々はこうして患者さんを診ているのが仕事であり、テレビを見る暇さえないのが実情だ」と言っておられた。

また、私が永年診て頂いている大病院の先生は「折角偶に出られたテレビなので、多くの人が耳を欹てるようなことを言わねば、また呼んで貰えないとでも考えて、独得な意見を述べる傾向が顕著なようだ」と言っておられる。要するに、お医者様によって見解が微妙に異なる場合が多く、どの先生を信ずべきかの判断が難しくなってしまうのだ。22日の結論は「私のような高齢者が安全第一で、少しでも危険だと思う場所には出向かずに、日頃の行動範囲から逸脱しないこと。マスク着用と手洗い当然守るべき」ということになった。

事、新型コロナウイルス制圧対策としては、世界にはスウエーデンのような対策を採った(何もしなかった)国もあれば、中国のように自作自演というか「マッチポンプ」のようなことをする国もあるという具合。我が国では未だに政府側に責任を持って統一された対策というか指針を打ち出して、その下に指揮を採る閣僚がいないと思えてならない。西村康稔氏は未だに経済再生大臣と言う肩書きが取れていない。加藤勝信厚労相は責任回避の答弁の巧みさが際立っているだけの存在だ。それでも国民の良識でマスクをして手を洗って賢明に対応して自衛している。

テレビの報道を見ていると、相変わらず外食と外飲み業者の苦境ばかりを訴えて見せている。彼等を苦境から救う為に国会を開いて特措法を改正しようというのならば、私は本末転倒だと思う。彼等如きを救いたかったならば、経済を何とかするのが先決問題のはずだ。いや優先されるべきは病院やクリニック等の赤字経営状態から救う方が遙かに重要だと思う。だが、野党とマスコミ連合軍はそういうことは一切言わないのだ。私はこれは「偏向だ」と言いたい。



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