新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

韓国に如何に対処するか

2019-08-16 07:58:03 | コラム
文在寅大統領の光復節における演説:

当初のテレビのニュースでは何時もの「切り取り報道」だったので、如何にも文氏が我が国に対する非難・攻撃を「トーンダウン」したかのように聞こえた。だが、全体を聞かされてみると確かにやや真っ向からの非難や攻撃は穏やかになったとは言え、私には韓国独特の我が国を一格下に見た、俗っぽく言えば「上から目線」で、「今からでも日本が対話と協力の道に乗り出せば,我々は快く手を取る。公正に貿易し,協力する東アジアをともにつくりあげていく」と格上が誘っているかのような表現もあった。全くの余談だが、全般的に「ウリ」(我が国)が屡々聞こえた。

私は文在寅大統領は決して危機感を覚えていない訳ではないが、あれだけの聴衆を目の前にして我が国対して譲歩するかのような演説をするのは適切ではないと判断したのだと考えている。即ち、これから先にも譲歩か軟化があると見るのは早計であると思いながら聞いて(字幕を見て)いた。現に戦時中の半島からの労働者問題にも慰安婦問題にも触れていなかったし、「先に成長した国が後から成長する国の梯子を払いのけてはならない」と貿易管理の手続き変更を非難するのを忘れてはいなかった。

また、「日本が隣国に不幸をもたらした過去を顧みる中で,東アジアの平和と繁栄をともに牽引して行くことを望む」とも言っていた。私はこれこそ現在に我が国との関係悪化は全てが韓国側が仕掛けが事であり、我が国は何ら非難される行動を起こしていないにも拘わらず強硬姿勢を採る背景には、我が国の過去の朝鮮半島の統治は到底許すことが出来ない悪事だと言っているのだと聞こえた。「この恨みは1,000年経っても消えない」と言ったのは朴槿恵前大統領だったか。

何れにせよ、韓国は大統領がやや軟化した演説をしている傍らで、「安倍NO」という私には見当違いだと思わせてくれるプラカードを持った20,000人(主催者発表)のデモを行っていた辺りに、対韓国問題の処理のやりにくさがあると思っていた。安倍総理というのか政府というのか私には解らないが、この問題の処理に「落とし所」など簡単に探ることなく、文在寅大統領以下その非を認めさせて多少時間をかけても、この愉快ならざる問題を解決して頂きたいと切に望む次第だ。

なお、韓国語の訳は産経新聞の報道に準拠した。




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