10月13日 その2 運送会社の犠牲か努力の賜物か

得意先指定の配達時刻に合わせる為：

先日、1988年に「看板システム」を現場で視察した、アメリカの我が社のある事業部の副社長以下の幹部の団体が説明を聞いて「何だ。それでは運送会社の犠牲の上に成り立っているのではないか？」との疑問を呈した件を回顧した。ご記憶の方がおられれば幸甚である。

昨日は6時間ほどのドライブの往復でサービスエリアとパーキングエリアに立ち寄った。こういう所に入って何時も感じることがある。それは、夥しい数のトラックが駐車していることだ。昨日などは入りきれなくて本線に戻る道にまで駐車していた。思わず「なんでこんなにトラックばかりなのだろうか」と呟くと、聞いていたその方面に明るい二男に「そんなことも分からないのか」と笑われた。「あれは、取引先が指定した配達時刻に合わせる為に予め早めに出発して、道路の渋滞状況等を調べて、ここで時間調整をしているだけだ」と解説されてしまった。

何のことはなかった。1988年のあの貴重な経験を思い出せれば、わざわざ呟く必要などなかったのだ。今回は犠牲ではなくて、運送会社の努力ではなかったかと考えながら、一路トイレに向かって急いだのだった。即ち、トイレ休憩だった。アメリカの俗語的表現に“P stop”というのがある。恐らく自動車レースの“Pit stop”（カタカナ語では「ピットイン」）をもじった、余り上品とは言えない言い方だとだと思う。それは、“P”として短縮されている言葉は“piss”だからだ。「?」と思われた方は英和辞書を見て下さると分かると思う。

悪趣味なのは誰だ

少し気楽な話題を：

日本学術会議の問題は当分燻りそうな気配だが、こういうややこしい話題を避けてみようと思う。昨12日は止むを得ぬ事情で主治医の許可も得て、藤沢まで往復約6時間強のドライブ。と言っても、勿論運転するのは自分ではなかったが。それでも、往路の東名高速では落下物処理による大渋滞に遭って、高田馬場を9時45分頃に出発して途中トイレ休憩もあって、目的地到着が午後1時頃言う始末。超後期高齢者にはイライラするだけでも大きな負担で些か過労気味。

帰宅して本日の東京都内の感染者はと思ってテレビを見れば、結局はテレビコマーシャル（CM）を見させられる為だったという始末。私はこれまでに何度かあのようなミーハー向けのみを狙ったかのような低俗なCMを作成する企業を、それ故に一方的に貶してきた。だが、具体的に何が気に入らないかを述べたことがなかったので、今回はそういう点に触れてみようと思い立った次第だ。

勿論、私の個人的な好き嫌いで言うのだが、彼等かまたは対象としている階層が好んでいるのか知らないが、悪趣味だとしか思えない人物を使うのは決して愉快ではない。余所様がどう思われているかは知らないが、私はマツコデラックスであるとか、イッコウ（IKKO？）等の女装を売り物にしている連中、木村拓哉を筆頭とするジャニーズのガキどもというかその成れの果てを見させられるのはもう苦痛に近い。だが、彼らが使い続けることは、それが有効であるからだろう。言ってみれば、某国の大統領の岩盤の支持層と同じような層が狙いだと思っている。

そこまで言うのだったら見なけりゃ良いじゃないかと言われそうだが、CMが出てくる度にチャンネルを変えているのも億劫なのだ。昨日は東京都の感染者数を知りたい為だけだった。私は地上波でもBSでも極力スポーツ中継は見るようにしているし、夜ともなればドラマ類は一切見ることなく、仮令松原の司会が偏っていても時には興味ある会話題を採り上げる「報道1930」と、それが始まって30分後から開始されるPrime Newsを終わりまで見るようにしている。この二つにはCMが入るのは避けられない。だが、ここではミーハー狙いのCMではないので未だ救いがある。

私が言いたいことは「あのような連中を使って広告宣伝をするスポンサー様（企業）が悪趣味なのか、それを推薦してCMを作成する企業が悪趣味なのか、判断しかねている。何れにせよ、CMにはそういう連中の他に、漫才というのかコンビと言うのか知らないが、所謂お笑い系が多用されるし、ハーフというのか何か不明だがそういう範疇に入る美女が多いようだ。私の好みではこういう連中の方が上記の女装系やジャニーズのガキどもより未だマシだと思っている。その木村拓哉を何故かマクドナルドと日産自動車が起用し始めた。勘弁して欲しいのだ。

話はCMから離れるが、リタイアする前から早朝の番組で見てきたのがテレ朝の現在の“グッドモーニング”である。在職中はこれを時計替わりに見ていて、朝7時45分までに事務所に到着するように時間を配分する為に重宝していた。その名残で今でも朝はこれを見ている。そこで最近気が付いたことがある。それはテレ朝は前の晩に流したニュースと同じ案件を翌朝になっても流し続けているのだ。水田のバルブと神社の最善泥棒の件は少なくとも今朝までで3回は見た。あれでは視聴者を軽視していないかな。朝日新聞が親会社ならば、もっと話題がありはしないかと思わざるを得ない。

不思議なもので、高齢者となってしまった為か、毎日のようにブツブツ言いながら、テレビを見付けているのだ。昨夜はBSフジが何を思ったのかPrime Newsを犠牲にして、読売対中日の野球を中継してくれたので、読売が惜敗するところを見せてくれたのは、仮令CMが入ろうとも誠に結構なことなのだった。これは良い趣味であると言おう。