女子サッカーW杯の第一戦を見て思う:
「だから、あれほど言ったじゃないか」とあらためて言いたい。相手を甘く見ていたのではあるまいな。
スイスに勝ったから良いというものじゃない情けない試合運びだった。佐々木監督の選手起用も疑問だらけだった。結局はこれまでに当方が指摘してきた欠陥が全部悲しいまでに出てしまった内容で、早く終わってくれと念じながら見ていた。話は本筋から外れるが、女性の解説者は選手に甘いことを言い過ぎる。もっと是々非々主義で行け。同情と心中を察しての弁解は何の役には立たない。
選手の使い方の何がおかしいと言って近賀と鮫島を外し、役立たずだと指摘済みの20番(失礼、未だ名前を覚えられない)、菅沢、山根とそれに近い半端者の有吉を使ったこと。あれでも勝てる相手と踏んだのか、それともあの連中が十分に海外で通用すると評価したのか、私には不可解だった。ここでは最善の布陣で相手を完膚なきまでにやっつけてみせるべきではなかったのか。澤を前半だけで引っ込めた理由が訊きたいものだ。
如何なる欠陥が出たかと指摘するのも腹立たしいが、無用な横と後ろへの緩慢なパスを先ず挙げたい。何度もそこを狙われ且つ横取り(「カット」というカタカナ語はおかしい。「インターセプション」が適切だろうが、遺憾ながら高度に過ぎてカタカナ語化されていない)されたのにはウンザリだった。人工芝云々という言い訳もあるだろうが、スイス側にはかかるミスがなかったのは何故か。
次は勘が悪いのか、次ぎに何が起きるかの読みが悪いのか(その昔に「サッカーとは “anticipation” のゲームである」と教えられた)アナウンサーや解説者が言う「セカンドボール」(こぼれ球とでも言え!)を悉くスイスに拾われた。しかもスイスの寄せが早いので、元々下手だったトラッピングの悪さをつかれてコントロール出来ない場面が多過ぎた。人工芝に不馴れ、まさか?
結果的にはスイスが優れたキープ力があって我が方の中途半端な守備を切り裂いて持ち上がってくれた10番が「自分一人でキープして上がってきても最後のシュートまで決めきれるものではない」という言わば懸命な努力と自己過信のお陰で、失点することなく終わったので救われた。あの10番が周りを巧みに使ってチャンスを活かす工夫をすればどうなったか解ったものではないと思って見ていた。スイスも所詮はそこまでのティ-ムだったということかな。
結論としては「あの4年前のあの強力な布陣で出ていかない限り多くは望めない」という当方の持論を悲しいまでに立証しただけだった。即ち、澤を外し、鮫島と近賀を抜かせば、その代わりに数名のなでしこリーグの水準でのヒロインを使えば、所詮はあんなものだという悲しい後継者不足を見せつけられたのだった。それでも勝てたから良いじゃないかと言う向きもあるだろうが。私はもっと高いところを望んでいるのでね。
以上の通りだが、当方には「スイスにも我が方の欠点を十分にスカウティングされたいたのでは」と疑わせられるだけの要素が余りにも多い感があり、これから先が不安だった。それというのは、グループ・リーグは抜けられても、そこから先のトーナメント方式で当たる相手は、今日のように幸運にもPKで勝たせてくれるとの保証がないと思うので言っているのだ。
「だから、あれほど言ったじゃないか」とあらためて言いたい。相手を甘く見ていたのではあるまいな。
スイスに勝ったから良いというものじゃない情けない試合運びだった。佐々木監督の選手起用も疑問だらけだった。結局はこれまでに当方が指摘してきた欠陥が全部悲しいまでに出てしまった内容で、早く終わってくれと念じながら見ていた。話は本筋から外れるが、女性の解説者は選手に甘いことを言い過ぎる。もっと是々非々主義で行け。同情と心中を察しての弁解は何の役には立たない。
選手の使い方の何がおかしいと言って近賀と鮫島を外し、役立たずだと指摘済みの20番(失礼、未だ名前を覚えられない)、菅沢、山根とそれに近い半端者の有吉を使ったこと。あれでも勝てる相手と踏んだのか、それともあの連中が十分に海外で通用すると評価したのか、私には不可解だった。ここでは最善の布陣で相手を完膚なきまでにやっつけてみせるべきではなかったのか。澤を前半だけで引っ込めた理由が訊きたいものだ。
如何なる欠陥が出たかと指摘するのも腹立たしいが、無用な横と後ろへの緩慢なパスを先ず挙げたい。何度もそこを狙われ且つ横取り(「カット」というカタカナ語はおかしい。「インターセプション」が適切だろうが、遺憾ながら高度に過ぎてカタカナ語化されていない)されたのにはウンザリだった。人工芝云々という言い訳もあるだろうが、スイス側にはかかるミスがなかったのは何故か。
次は勘が悪いのか、次ぎに何が起きるかの読みが悪いのか(その昔に「サッカーとは “anticipation” のゲームである」と教えられた)アナウンサーや解説者が言う「セカンドボール」(こぼれ球とでも言え!)を悉くスイスに拾われた。しかもスイスの寄せが早いので、元々下手だったトラッピングの悪さをつかれてコントロール出来ない場面が多過ぎた。人工芝に不馴れ、まさか?
結果的にはスイスが優れたキープ力があって我が方の中途半端な守備を切り裂いて持ち上がってくれた10番が「自分一人でキープして上がってきても最後のシュートまで決めきれるものではない」という言わば懸命な努力と自己過信のお陰で、失点することなく終わったので救われた。あの10番が周りを巧みに使ってチャンスを活かす工夫をすればどうなったか解ったものではないと思って見ていた。スイスも所詮はそこまでのティ-ムだったということかな。
結論としては「あの4年前のあの強力な布陣で出ていかない限り多くは望めない」という当方の持論を悲しいまでに立証しただけだった。即ち、澤を外し、鮫島と近賀を抜かせば、その代わりに数名のなでしこリーグの水準でのヒロインを使えば、所詮はあんなものだという悲しい後継者不足を見せつけられたのだった。それでも勝てたから良いじゃないかと言う向きもあるだろうが。私はもっと高いところを望んでいるのでね。
以上の通りだが、当方には「スイスにも我が方の欠点を十分にスカウティングされたいたのでは」と疑わせられるだけの要素が余りにも多い感があり、これから先が不安だった。それというのは、グループ・リーグは抜けられても、そこから先のトーナメント方式で当たる相手は、今日のように幸運にもPKで勝たせてくれるとの保証がないと思うので言っているのだ。