新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

韓国や中国の不当な発言には真っ向から反論し否定せよ

2015-05-08 16:15:26 | コラム
論争と対立を怖れるな:

畏友尾形氏は慰安婦問題での我が国の談話について

 <「慰安婦として筆舌に尽くし難い苦労をなさった方々に心からのお詫びを申し上げます」

などというバカな言葉を繰り返してきたのです。>

と指摘しておられる。尤も至極でしょう。

このようなことを発表すれば、この問題の背景も歴史をも知らない諸外国は判断材料がないので信じてしまうでしょう。また、自らの非を隠すためにも、絶好の機会到来とばかりに我が国を非難の対象にするでしょう。何度でも言いますが、我が国以外の人たちの頭脳構造では「聞いていないことは『聞かなかったこと』だと認識する」のですから、言うべきことと反論することは絶対に表明せねばならないのです。

外国人との論争は容易ではなく、辛いし苛酷でしょうが、そこを避けて通ってはならないのです。これも繰り返しですが、官房長官が不快の念を記者会見で(日本語で!)表明したくらいでは「我が国に向かって言っているのではないような」という程度の解釈になってしまうと危惧します。韓国も中国も屡々報道官が四の五のと言いますが、それを我が国の彼等の回し者の如きメディアが大きく採り上げすぎです。

私は一度でも良いから「韓国政府の今回の声明は戯言であり、斯く斯く云々の理由で誤りである」と関係がない諸外国向けにも公式に発信して貰いたいと望んでいます。以前から言っていますが、2007年の安倍総理の辞任は"USA TODAY"ではベタ
記事でした。CNNのニュースでは私が聞いていた限りでは一度だけで終わりました。

アメリカでさえ我が国への関心の度合いはこの程度です。その他の国での関心の度合いは推して知るべしでしょう。韓国はそこを狙っているとしか思えません。そういう状況ですから、韓国よりも国際的に影響力が高い大勢力に成り上がった中国が何か言えば、事情を知らぬ諸国は「あーそうか。日本も反論しない以上は真実なのか」と受け止めるでしょう。

我が国は国内だけに通用する善意に基づいた「以心伝心」のゲームを、思考体系の異なる外国相手に何時までやれば気が済むのかと気が気ではありません。