株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(12.26.05)

2005-12-25 00:27:00 | 明日のモニタリング銘柄
さて、今年もあとわずかです。金曜日に紹介した「億の近道2005」というソフトの解析結果も取り入れながら、明日の注目銘柄を探し当てたいと思います。

1.3360グリーンホスピタルサプライ △

 この株も何だかんだと言いながら、上へ上へと行っております。7月につけた175Kという高値がそろそろ見えてきました。OSCは+2%の58%です。指数的にも、この株かつてない高値圏です。しかし、ここから執拗に高値を狙おうとする勢いが感じられます。ここのところの上昇はペット関連ビジネスを囃してのものですが、これはアニマルメディカルセンターという会社を設立しての事業展開です。新しい形態の獣医ビジネスのようです。何しろ、CTやMRIなどのペット向け高度診断治療器機を備え、複数の専門獣医のネットワークを組んでの24時間体制でペットへの高度医療を実現するそうです。何だか時代も変わってきましたね。確かに、来るべき高齢化社会では、お年寄りの唯一の生きるよすがが、長年連れ添ってきたペットであることも確かです。筆者も夫婦が先に事故などで死んだとき、取り残されるペットの世話をしてくれる若い人を既に見つけております。その方にはペットの世話を終生して頂く代わりに、ペットが馴染んだ現住居に住んで頂くことを約束している程です。しかし、ペットが病気になったからといって、そのような高度先進医療を受けさせる気は毛頭ありません。そのあたりが、GHSの時代認識と筆者のそれはずれております。いずれにしても、まだこの分野のビジネスが業績に寄与するような段階ではありません。それよりも、トータルパックシステムとメディカルサプライビジネスを統合して、より病院の懐に入り込んでいって、薬剤や医療消耗品の受発注・在庫管理などの新ビジネスに食い込むことです。アメリカのカーディナルスのような存在になれば、この株、ソネットM3のような高度成長企業へと変身し、こんな株価(PERも28倍でM3は163倍)でうろうろしていることはないでしょう。そうした方向への転換期待を込めて、これからもこの会社の動向をご注目下さい。

2.2428ウェルネット △

 この株もすっかり高値追いの勢いがついております。OSCも+2%の50%とコンバージェンスしました。再度の反転から16日につけた高値621Kを窺う勢いです。ケータイチケットサービスなど今後伸びる事業を手がけております。

3.2413ソネットM3 △

 このところ調整をしておりますが、乖離幅も-4K、OSCは+2%の54%とコンバージェンスしました。594Kを軽く上回るようだと、再度高値更新の動きを見せるかも知れませんので注意。

4.2465ラヴィス ▲

 ゲストハウスウェディングのFCを行っている会社です。今月公開ですが、21日に高値更新した後、利確の動きに押されて少し反発した状態です。唯一のテクニカルな手がかりは、20日の安値412Kを抜く寸前で22日は終わっていることです。そして、22日の高値は415Kです。つまり、利確売りの勢いは22日で一旦完了した節がみえることです。同じ業態の4331T&Gに比べれば、PERがまだ割安です。40倍対49倍。このあたりの再評価買いが続けば、高値更新もありうるでしょう。IPOの中では、2461ファンコミュニケーションズが、乖離幅条件については、-140Kと好条件を示しております。お金がある方はこちらが買いかも知れません。

5.3387クリエイト・レストランツ ▲

 乖離幅-30円、OSC+4%の43%と、また上げ条件が整いつつあります。三菱商事が大株主ですが、まさにレストランをクリエイトしているようです。例えば、トピック毎にレストランのラインナップを揃えております。飲み放題、食べ放題、接待、宴会、記念日、結婚式二次会、といったトピックに合った料理と雰囲気を醸し出すのが、この会社の特技のようです。かと思えば、12月オープンの店を見ると、自然食バイキング、ベーカリー、ビストロ、ベトナム料理、さらにカフェバーまであります。どうもレストランに限っていないようです。ということは、多分この会社の野望は、日本の外「食」を制覇することではないかと思えるほどです。HPの写真やイラストを見ていると、食通でない筆者も何かの折りには、ちょっと出かけてみようかな、と思わせる実にしゃれた高級な雰囲気のお店が並んでおります。これでお味の方が値段とのバランスで秀逸なら、若い人だけでなくお年寄りまで惹きつけて止まないでしょう。要はこの会社、食の出世株のようです。ぐるなびが、実態のない情報提供屋であるのに対して、この会社こそが実態のある食文化の提供者なのです。それなのにPERは128倍のぐるなびの半分ほどです。

6.4305IMJ ○

 この株、少し前にOSC値が上がり続けながら株価が停滞していることに対して、注目するように書きましたが、その後上放れしながらOSCを切り下げてきております。22日で30%と前日比同値です。また乖離幅も+5Kまで縮まりました。出来高も伴っておりますので、明日は再度の反転攻勢で226Kの高値越えがあるかも知れません。ご注目さい。

7.8111ゴールドウィン ○

 11月4日の高値の425円を再度抜きそうな勢いです。ノースフェースというブランドでの利益成長が期待されているようです。これは筆者が20年以上も昔に購入して、今も持っている登山テントのブランドです。懐かしいですね。そういった個人的な感傷を抜きにして、この株、「億の近道」で買いサインが11月14日以来の点灯です。何と目標価格は554円です。今より100円以上の高値です。筆者のつけているOSC値も+6%の57%と明らかに上昇。過去は68%程度まで上昇しておりますので、この株、この勢いが加速するかも知れません。但し、19日に出来高を伴って426円まで付けておりますので、この戻りの過程での高値掴みの方のやれやれ売りが出るかも知れません。そこを越えると、誰も損のない未踏の領域となります。ということで、この株中期的にもご注目下さい。ほどよい高値で売り、押し目があれば買うという、回転を効かせた売買がうまく行くかも知れません。

8.8114デサント △

 こちらも同業種ですが、「億の近道」に買いサインが出ております。目標価格は847円です。約200円の利鞘です。OSCは既に+7%の60%まで来ておりますが、11月2日以来の高さです。11月2日の場合は、それ以後に調整がやはり入ってOSC37%まで落ちました。ここのところの上昇で、この株も当然そういったリスクが大いにありますので、少し長いスパンでご注目下さい。思い切って上にいけば、買いが買いを呼ぶ展開となり、目標価格達成までは意外と早いかも知れません。

9.6819オメガプロジェクト ▲

 上昇軌道に乗ってきたようです。OSCはまだ35%のダイバージェンスです。何かのニュースでぶっ飛ぶ可能性がありますので、そろそろ玉を買い集める時期でしょうか。会社概要を見ていると、㈱国際危機管理機構とコンサルティング契約を結んでいるとあります。ちょっと不可思議な会社です。日本のホラー映画ブームの火付け役と自負しているようです。こうした怪しげな魅力がこの株の持ち味なのでしょう。来年早々にかけての25日線の315Kあたりまでの戻しにご注目下さい。

10.8739スパークスアセットマネジメント ◎

 この株いよいよ抜けてきました。これだけ上げてもOSCが+1%の51%です。明日は更に出来高を伴って上げてくるでしょう。株式市場は常に先を見ます。この日経の活況は成功報酬の激烈な増加となって来期の業績に必ずや反映されるであろうとの期待がいかに大きいかです。筆者は、この株の分割後に購入し、200Kを割る前後まで我慢して持っており、平均購入価格225Kに届く前に見切り売りをしてしまいました。それが夏に入った頃の日経が大きく上げる前でした。タイミングが悪かったとしか言いようがありません。どうやら、この株を中期で買いためることが正解の時期にさしかかっているようです。押し目を待って少しづつ投じてみようかと思います。「億の近道」でも買いサイン点灯です。

11.2725ITX ○
 
 逆バリです。250Kを割らないかどうかを見てからの買い参入です。もし同値かそれ以上で始まるようだと、とにかく先行買いが勝ちのようです。理由はOSCが珍しく38%まで落ちました。その上、指数値が11月7日以来の低さなのです。この会社も投資ファンドビジネスを手がける博打会社ですので、色々な思惑が交錯してモタモタとしておりますが、抜けるときは12月5日のように一気に駆け上がります。明日は勝負日です。

12.2321ソフトフロント ○

 年末のどさくさに紛れて、この株一泡吹かせるかも知れません。確かにこのところもたついております。かといって大きく下げるわけでなし、テクニカルに明らかなサインが出ているようにも見えないし、といったところでの膠着状態なのです。ところが、1つだけ筆者が管理している指数値が11月8日以来の低さまで落ちておりました。明日は、179Kを大きく割れば割るだけそこからの反発力が大きくなるでしょう。そして一気に200Kを奪還するかも知れないのです。

13.4824メディアシーク ▲

 この株もこのところ活況を呈しております。この2日は、ほどよい調整になったようです。OSCは45%と下げておりますが、上げ前の19日の45%を上回っております。そして、乖離幅が-2Kと、再度の反転を開始するには絶好のポジションに戻しております。今回は四半期決算の利益がゼロと発表されてからの高騰劇ですので、業績はあまり関係ないようです。格付では依然としてAAの評価の会社です。かつて300Kを越えていた株ですので、スパークスと同じく因果は巡るの好循環サイクルに突入したのかも知れません。

14.6720プリヴェチューリッヒ企業 △

 やはり最後は、この仕手系癖株に締めくくって頂きましょう。OSCが1%コンバージェンスの35%ですが、16日の26%を底に、その日の終値の305円から10円も切り下がっております。明日も、朝寄り付きで必ず押しますから、その押し目で買うのが基本です。292円前後での買いは絶好でしょう。この株は短期で見ると必ず目眩ましの一撃を食らいます。そこはきちっとした方針のもと売買をし、損切りを執行しないと、株の玄人の方々の餌食になってしまいます。プリヴェチューリッヒという、フランス語+スイス風の甘く柔らな響きこそ、株にうぶな方々が性懲りもなく近づいては、身ぐるみ剥がれてほうほうの体で逃れ出るものの、家に帰ったら帰ったで、この株にお近づきになった際に気がつかないうちに身体にまとわりついた怪しげな微香が、世の奥方の癇癪玉を敏感に刺激し、時ならぬ騒動に陥ってしまうというよくある見慣れた不幸が、如何にこの株を巡って量産されていることか。何ともやりきれない博打株なのですが、つい290円なら安いと思って何度でも買ってしまうディスカウントスーパーの福袋に似て、人は何度でもこの株に吸い寄せられてしまうようです。人間の金銭欲がいかに強いものか、この株を通して身につまされる思いです。(ちょっと、くどかったかな?)

こうしてみると、結構な数の◎や○、そして▲印の株がありました。すると明日は予想に反して今年最後の花火が上がる日なのかも知れません。あるいは、これらは来年に向けての単なる幻影(イリュージョン)なのか、いずれにしても来週前半で決着がつきます。勝っても負けても年の終わりは気持ちよく締めたいものですね。

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