株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

誰がここまでの凋落を予想できたか?(レーザーテック研究)

2024-08-02 16:12:01 | レーザーテック研究
8月2日(金)のレーザーテック研究です。

週初は予想通りに高く始まり、水曜日までは快調?でした。ところが、この2日で何と、4000円を超える下げ。

OSCは先週金曜日(26日)が27.67%で、今日が27.79%です。かろうじて上回っております。指数値は11700ポイントが10205ポイントに下落。

ちなみに、過去の記録を見ると、指数値が10000ポイント割れを起こした時期がありました。2022年10月17日です。それ以前の9月30日には7330ポイントという最安値をマークしております。終値で14695円まで押された時。

ここまで来ると、10000ポイント割れは必至。とにかく、一向に浮上しそうにありません。OSCも20%台を30%台に上げるのがやっと。少なくとも40%台の後半までジリジリと戻さないと、買いから入るのは危険。

しかし、今のレーザーはテクニカル巧者も多く、40%後半になって50%を窺う上げになった時に、強烈な下げを演じているようです。

上昇軌道に乗ったと判定できるのは、5月10日からのOSC50%超えの時のように、9日のOSC49.5%が10日に53.2%と上げ、その翌日の13日にOSCを51.1%までの押し目で凌ぎ、14日に55.7%と一気に50%の壁を突破。ここからは、45500円の高値をマークした23日のOSC61.7%までのような値動きですね。

その予兆は、MAX値の点灯が1つあります。今はMIN値が22日以来点灯したり消えたりの繰り返し。今日は再度の点灯。

一応、22500円の安値防御ラインはほぼ突破された状態ですので、その下は22000円割れからの21000円の前半あたり。

上は、昨日の安値の25050円が高く聳え立っております。これを攻略するのは、今の勢いからは至難の業。指数値が今は10205ポイントですが、この下は10000ポイント割れ。となると、9800ポイントあたり。

しかし、この2日のような下落の勢いなら、7330ポイントという、2022年9月30日にひょっとすると近づくかも知れません。最悪ですが。

以上です。
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市場概況(8.2.2024)

2024-08-02 15:42:48 | 市場概況
8月2日(金)の市場概況です。

1.日経225
 2000円を超える下げは記憶にありません。あのリーマンショックの時は、1000円程度の下げでサーキットブレーカーが発動されておりました。今は昨日で38000円超えと、ベースの値段が大きいため、%率で決定されるブレーカーの発動には至らなかったようです。

それにしても、今回はほんの2日前までは再度40000円を試す勢いでした。ところが、日米の金利情勢の反転からの円高の急激な進行を背景に、この2日で3000円を超える下落。これが相場の怖いところです。

こうなるとテクニカルにどうのこうの言っても、あまり意味がありません。この下落を耐え忍ぶか、それとも逃げるかの選択しかありませんが、筆者の拙い20年以上に及ぶ市場での経験からすると、もし逃げるにしても、一旦リバウンドがある筈。それが喩え、デッドキャットバウンスだとしても。

一応、テクニカルな判断は底を打ってから約10%ほどのリバウンド局面を言うそうですが、感覚的には225のMAラインを基準にすると、今日はまだ90%台。終値で36000円を少し割り込んだばかり。ちょうど今年の1月25日の安値の35913円に相当します。35000円台には35500円を中心にいくつかの壁がありますので、一旦は、この35500円のラインが割れたとしても、その後に下から抜くタイミングがいいかと思います。

35000円が突破されると、その下は33300円となります。

2.TOPIX
 今年1月からデータを取り込み始めましたが、ほぼその時期の値段に落ち込みました。166ポイント安というのも、過去の経験からは記憶にありません。確かリーマンショック以降の回復過程では980ポイントあたりになっていたはず。これなら金融機関も何とか凌げるラインとの論調が市場にありました。

と思ってChatGPTに尋ねたら、最初は2008年10月の7054ポイントという、とんでもない数字。もっと真面目に調べろ!と叱ったら、すみません。間違いがありましたと言って、2009年3月10日の609ポイントという答え。

まあ、これなら当たらずとも遠からず。

3.グロース250
 主力市場と同調するしかない下げ。ChatGPTによると、2008年10月に85ポイントというのがあるそうです。本当か? 東洋経済の信頼できる記事を見つけました。それによると、2008年の10月28日の255ポイントだそうです。ChatGPTは時期は合っているけれども、数字はとんでもない間違い。

まあ、こんな過去の数字を並び立てても、何の意味もありませんね。

要するに、セオリー通りなら、チャートで言うと、長い下髭をつけて陽線引けした時が、一般的には底打ちサイン。つまり、今かろうじて買い玉を持っている人々を、容赦なくふるい落としてからが、反転を待っている腹をすかした獰猛なライオンの出番ということになります。

以上です。
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NY市場概況(8.1.2024)

2024-08-02 07:42:56 | NY市場概況
8月1日(木)のNY市場概況です。

1.NYダウ 
 7月24日の終値39854ドルがベースラインですが、今日の安値は40099ドル。あと少しで破られそうです。OSCも42%と停滞中。RSIは中庸な位置の50%少々。23日からは明確な下落トレンドが継続中。

2.Nasdaq
 ダウより更に悪い。ついにベースラインが1日の終値の17194ドルに置き換わりました。但し、30日のMIN値より、今日のMIN値が大きいという変則状態。OSCも35%と低迷中。

3.ドル・円
 こちらもNasと同じような状況。底打ち感は全くなし。OSCは36%で短期のRSIは4.2%と記録的。

4.CME日経225先物
 7時34分現在36565円で、225の終値比1556円安。

5.米10年債利回り 3.984%(+0.009%)
 ついに4%割れ。

6.VIX指数 18.59(+2.23)大幅高。節目の20に近づく。

7.SOX指数 4860(-374)

8.バルチック海運指数 1708(-54)

9.レーザーテックADR株価 24268円(ー1072円)

FRBが9月にも利下げの可能性ありと宣言?したため、逆に日銀は0.25%への政策金利の引き上げを行ったため、為替は円高に振れる方向性が固まり、円キャリー・トレードの逆回転が始まったようです。

利下げ開始予告は、FRBがインフレより景気悪化を公然と認めたことになります。もうこの流れは変わらないとすれば、株は途中の反発を繰り返しながら、下落方向へと向かっていく流れ。

以上です。
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