もう一度、シトロエンC3 プリュリエル チャールストンのことを。
“メグレ警視”シリーズなどをテレビ(ミステリーチャンネル247)で見ていると、フランスのクルマは、やっぱりフランスの風景の中でこそ生きているように思う。
とくに、シトロエンなどは。
海外のHPで見つけた“Citroen C3 pluriel Charleston”の壁紙も、背景にはしっかりエッフェル塔やセーヌ河畔などが描いてある。
これが東京だったら、どこが似合うのだろうか。
一昨日(9月16日)、ウィーン・フィルのコンサートが跳ねてから、サントリー・ホールを出て、夜の六本木界隈を歩いたけれど、あの町は今やポンピドーセンター化(?)してしまっていて、チャールストンは合わない。
ごちゃごちゃした裏通りはまだしもだが・・・。
四谷の迎賓館の前にでももっていけば似合うだろうけれど、それは東京の町に合うからではなく、迎賓館がベルサイユ宮殿を模倣した建物だからだけのことである。
軽井沢はどうだろうか。
もともとシトロエン2CVは、フランスの農民が年に1、2度だけシルクハットを被って車に乗るときでもつかえないように天井を高くしたというが、今度のチャールストンは都会向きだろう。
しかし、わずか25kmの距離を2時間もかけてのクルマ通勤である。あのストップ&ゴーの繰り返しをクリープもない(だろう)チャールストンでは・・・、と考えると気持ちは萎える。
丸いクルマなら、わが日産のマーチがあるではないか。
マイケル・ムーア監督の“シッコ”には、マーチ(マイクラ)に乗って夜のパリの街を走り回るフランス人の医師が登場していた。しかも、助手席にあの巨漢のマイケル・ムーアを乗せてである。
パリの濡れたような街灯の明かりが、マーチの白いボディに映って輝いていた。
でも、ほしいなぁ・・・。
* 写真は、前と同じ海外のHPから、Citroen C3 pluriel Charleston の壁紙。