mame-ten天然酵母のパン日記

自家製天然酵母と北海道産の小麦のパンのお店です。
お庭の見える古民家でまったりイートインしていただけます。

パン以外の話

2009年06月08日 23時01分35秒 | Weblog
あんまり、パン以外の話を書いても、面白くないかな~と思い、そんなに日常のこととかはのっけてないのですが。
今日は。

ドーナツトーキングさんとこに、帽子を買いにいってきました。(とてもいい~。かえる氏に被って頂きました。)

お会いするのも数回目なのに、気さくに話してくださる。
買った帽子をウキウキと被って帰り道中、いろいろ考える。

なんか、前に買った帽子もそうやってんけど。頭にしっくりくる。
形がちょうどいいのか、適度な重みが合うのか、帽子はもともと好きでよく被るんやけど、「しっくりくる」という感じがすごくする。
しかも、お安かった。
手づくりで、こんなお値打ち価格で買わしていただいて、いいのだろうか、と思いつつ。
いろいろ考える。

電車の中で、「うかたま」という雑誌を読んで帰って、
中に、「タイマグラ フィールドノート」というコラムを山代陽子さんという方が書いていらっしゃる。
よくは知らないのですが、岩手県で自然や里山の暮らしを体験できる民宿を営んでらっしゃる。
今、流行りの「自給自足」的な生活に見られがちなようなんやけど。
ひとりで自給自足で生きていくことなんかできなくて、

だから、
「つくり手への感謝を忘れない、よき消費者でありたい」と思って、
「食材をなるべく知り合いから購入することにしている」とのこと。

なんか、うまく伝えられないのですが、
うんうん。そうや。そうして生きてくのが理想や。と思う。

そういう、もののやりとりだけに終わらない、人との関わりっていうのを、最近すごく感じる。

ただ、生きてくだけなら、時給分の仕事だけして、コンビニで黙って買い物して、お金払って、もの買って、食べて、生きてくことってできる。

でも、そういう生き方って、すごく淋しいように思って。

ドーナツトーキングさんの帽子を被りながら、しっくりとくる重みを感じながら、
この帽子を作りはった人の、人となりを思い出す。
そんなに、深く知ってるわかじゃないけど。
なんか、その、なんちゅーか…。

うまく言えんけど、いいのです。


全ての買い物、そうやって「良い消費者」になれてないのやけど、
道明寺天満宮の手づくりの市に出店させて頂いたことで、「商売」だけじゃない、人との出会いっていうのを知れたというか。

人間なんで、落ち込んだり、ひとりぼっちの淋しい気持ちになったり、イライラしたり、ひがんだり。
ある。
けど、なんか、ひとりなんかじゃないな~って。すごく救われた気持ちになって。
すごく幸せな気持ちになって。
足取りも軽く。
帰ってきたのです。

ありがとうございます。

…。すごい個人的内容…。すいません。
ま、いっか。
ドーナツトーキングさんの帽子が「しっくりくる」のは、ほんまにほんま。

今日も素敵な一日を過ごせました。
ありがとうございます。いろいろに。


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2 コメント

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Unknown (hoshiglass)
2009-06-11 17:20:45
超わかる!!
最近あたしは、好きな人の作ったモノでなければ、
食品はもちろん、器も、身につけるアクセサリーも、ガマンできんの!
つっくた人の愛を感じれるものて、実際あるんやもん。
きれいごとかもしれんけど。

手作りであれば、なんでも。。ってわけじゃないと思うねん。
技術的にきれいに作ることとかよりも
モノから間接的にもらう
つくった人の思いとかに
感動できるんやと思う。


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hoshiglass様 (mame-ten)
2009-06-11 23:30:57
わかって頂けて、よかった。
ありがとう。
確かに、きれいごとかもしれん。作り手としてこれを言ってしまうのは、甘えにつながりかねないのかもしれん。
でも、食品なんか特に、知ってるお客さんの顔が見えたら、食品偽装なんかできへんやろって思う。
大事なことやよね。
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