mame-ten天然酵母のパン日記

自家製天然酵母と北海道産の小麦のパンのお店です。
お庭の見える古民家でまったりイートインしていただけます。

パンと、いろいろ思う日。

2009年09月24日 18時31分41秒 | Weblog
本日はパン教室に行ってきました。
このパン教室は、羽曳野で パン教室なちゅれ をされている先生に教えて頂いたのですが。なかなか勉強になりました。

一時、酵母作りがうまくいかなくなりまして。
それまでは本を読んでのパン作りであったので、ちゃんと習いに行くことにしたのです。
ほんまに、恥ずかしくなるくらい知らないことがいっぱいで。
でも、すごく勉強になったし、ここの酵母のパンはほんまにおいしいと思ったので、今はここで教えて頂いた天然酵母でパン作りをしています。

グリーンレーズンから作る酵母で、1年という寿命をもっている、かけ継の酵母です。
そんなにすっぱくもなく、程よい酸味で、1年かけて味わい深く熟成していくそうです。
初夏に仕込み、秋になり味わい深くなりつつ、力強い酵母になり、冬の寒い時期に一番元気な年頃(?)を迎え、冬の寒さに負けない酵母に育つそうです。
春を迎え、味わいは増すものの、だんだんと衰えていき、寿命を迎える頃に、新しい酵母を作る季節がやってくるんだそうです。

天然酵母っていろんなやり方があって、どれも味わい深いし、おいしいと思うし、好きなんですけど。
その、1年の寿命を持つってところが、ロマンがあるっていうか、うちの心をわし掴み!
永遠に変わらないものなんて、魅力ない。
いずれなくなってしまうものやから、大切にしようって思える。

もともとケーキ屋さんをされていた先生。はっきしゆって、恐い。
でも、知識も技術も確か。
ケーキもパンも、料理もされます。
授業料も高いけど、それだけの価値はあると思う。

はじめての講習の時、一緒に受講された方が、うっかり酵母をしまい忘れて発酵させ過ぎてしまい、それをなんとかする方法はないかっていう質問をした時。
そんな方法はなくって、
天然酵母は生き物やねんから、その世話を怠って発酵させ過ぎてしまうって言うのは、生き物を殺してしまったっていうことやねんから、子供にご飯あげんと死なせてしまったっていうのと同じや!
と、怒られたのです。
はっきしゆって恐かったですけど。

それだけ真剣に酵母と向かい合ってて、食べ物を大切にされている方なのだなあ、と思って、恐いけど、信用できる先生だろうと思いました。


そういう気持ち忘れたらあかんなあっと、自分を戒めつつ。



今日は面白い本を読み終えました。
一緒に手づくりの市にも出店していたシフォンケーキのこまちさんからお借りしたのですが。
結構有名。本屋でもいまだ平積みやった。
 あ…横になってる。う~ん。

この本は、「水は答えを知っている」っていう本を読んだときくらいの衝撃を覚えましたよ。
なんか、いろいろ方向性は違うけど、みんな同じこといってるのじゃないかなって、思う。

一人で生きてるんやないってことと、
生かせていただいてるんやってこと。
いろんなものや、ひとや、ことが、いろいろに影響していて、
だから、意味のないことなんか一つもなくって、
一日一日を、大切に、誠実に生きていかんなあかんのやって思う。

や、うち、別に宗教家でもないし、UFOとかも信じてないスけど。

いま、うちのしてることが、いいのか悪いのかわからんし、間違ってると、猛烈に思うこともあるけど。

とか、つらつら思いつつ、帰宅途中、保育園の前を通りかかると、
見ず知らずの保育園児の元気な
「こんにちは!!」
の、声。
おもわずつられてうちも「こんには!」

自然も、虫も、こんなちっこい子供も、
うちがこんな風に、ごちゃごちゃ思うんでなく、自然にわかってるんやろうな~。

とか、思ったのでした。

そういう気持ちも忘れないように。
もっと、酵母にも話しかけて、笑顔で、毎日元気に生きてこうって、
改めて思った一日であります。

パンの話と関係ないけど。

そういう気持ちを込めたパン。
そういうまめてんパンにしていきたいのです。


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2 コメント

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いつもありがとうございます (なちゅれ)
2009-09-24 23:51:03
パン教室に行かれたのですね
いつも勉強熱心な豆天さん私も頑張りますね
ブログで色々ご紹介頂いて本当に有難うございます。是非新しい酵母のパン味わいに行かせてくださいね
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なちゅれ様 (mame-ten)
2009-09-27 21:17:42
ありがとうございます。
色々わからないこといっぱいで~。
まだまだなことこの上なく。
ゆっくりと先生とお話したいです。
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