立山登山の続き。
二日目は室堂まで一の谷・獅子ヶ鼻岩コースを歩きます。
野っ原の中に木道があってそこをテクテク。
木道は周遊できるようになっているので、登山目的でない観光の方も気軽に歩くことができます。
(濡れていると滑りやすいので注意。歩き慣れているボランティアガイドさんでも、滑って転んで骨折されたそうですから!)
雨は降っていないものの、湿ってガスってる中黙々と歩く。
あのガスの向こうに立山が見えるはずー。
心の目で見て〜〜。
とか言いつつ。
このコースはちょっと上級者向けらしく、獅子ヶ鼻岩という所で鎖場があり、ちょっと大変かもねーとは言っとったんですが、
ちょっと所ではなく、大変恐怖を感じるコースでありました。
鎖持って上がらなあかん岩場が濡れとって滑る。
雨の後というだけでなく、沢水がチョロチョロ流れてて、晴れの日でも濡れてると思う。
しかも、「もう、鎖場終わりかな?」と思う間もなく次々と鎖場が続く…。
必死で黙々と登りましたよ。
どんくらい必死かって、写真いっこも撮れんくらいよ!
というわけで、なんも臨場感伝わりません。ごめんなさい。
このコースは室堂から弥陀ヶ原まで下ってくる方も多いようですが。
下りのが絶対怖いって〜〜!
獅子ヶ鼻岩を越えたら後は爽快な木道歩きが続きます。
ツヤツヤ
目玉のおやじ(いや、ヤマハハコ。やったかな?)
砂かけババア(チングルマ…の、花枯れたやつ。でもこれが稚児の風車っぽくって稚児車、チングルマ)
知らない。
知らないよ~。
緑いっぱいお花も色々。
黙々と歩いていると、たまにあるのですが、
「なんでこんな歩いているだけのことがこんなに楽しいんやろう?」
ということにずーっと囚われる。
若い頃はインドアやったし、登山なんかしんどいことなんで?気が知れんと思っていたから、登山をお勧めしてもちょっと苦い顔で
「あー、ええわ」と言われる。
言われる気持ちは私もよくわかる。
だってうちもそう思っていたから!
でも、なんか、うまく説明できないけど、高揚感でいっぱいになって、どんどん歩きたくって、
なんで?こんな歩いてるだけが楽しい?
って気持ちでいっぱいになる時があります。
没頭出来ているのか、多分登山やなくても、
スポーツでも手芸でも読書でもなんでも集中できる瞬間って同じような気がしますが、
私にとっては登山が一番で、だからハマったんやと思います。
だから私は登山したくない気持ちもわかるから、無理にお勧めはしないけど、
本当に気持ちがいいよとは言いたい。
そんなこんなで室堂に到着。
紅葉か始まっていました。
イワイチョウ
室堂でもボランティアガイドさんの案内を受けて散策。
晴れたり曇ったり恥ずかしがり屋さん!
ミクリガ池
地獄谷(有毒ガスが出てる。でもおかげで温泉がある。)
餓鬼田(池塘。地獄に落ちた餓鬼がここでお米を育てて、あーやっと食べられそう!ってなったら鬼が来て食べられるという話があるとか。ひどい~!
実際実らない稲っぽい痩せた草が生える。)
ハートの餓鬼田がどっかにあるんやとか。
これ〜〜?
見ようによっては…?
そんなこんなで、本日は雷鳥荘に泊まります。
300人宿泊できる大きな山小屋。
山小屋というには、白濁したいい温泉もあって、ちょっとした旅館くらい。
ここは室堂ターミナルから30分ほど歩くのですが、結構なアップダウンの階段で、しんど〜って感じやったのですが、
「山歩きとかせんよね⁈」みたいな方も宿泊してらしたので、温泉目当ての観光客も多いみたいです。
ご飯も立派
二日目はこれにて終了。