冬毛

新しいパソコンを
ヤマダクンに設定してもらったら
バックの写真をこんなにしおった
御蔭で毎回文子の冬毛を眺めている

今は冬
ところが今年は
こんなじゃないんだ

野良だった文子は神様からフカフカの毛をもらっていた
だから去年の冬まで
私の布団に入るのも暑そうだった

それが今年から夜は布団にもぐるようになり
北方の犬、わさおのような毛は生えて来ず
夏毛のまま

ちょっと二年前と今を比べてください
　　　　　　　　

　　　　　　　　

水炊き

春からの福岡の植生調査を
ずっと手伝ってくださったサチコさん
一度も水炊きにはお連れしてなかった

子供の頃には足を踏み入れたことのない清川辺り
昭和元年の建築という料亭で
　　　　　　　　

ここのは水炊きというより
スープ炊き
料理より何より

女将が素晴らしかった
結い上げた髪
抜きすぎない襟と合わせすぎない胸元
着物と帯と帯締め
いいえそんなことではなく
出過ぎない支配しすぎない
客にどうでもしてしまわれそうな
でも自分がしっかりとある
フランス人に見せたい女性

仲居のきみこさんも感じがよかった
自分のことは話さない私がつい
喋り出してしまう自然な明るさ

店は建物でも料理でもなく人なのだ
また来たい店

九州では沢山素敵な女性に会った

七月に南蛮漬けを買った
高宮のお魚屋さん
いつの間にかサチコさんも毎回買うようになって
前に出て動いて説明するおばちゃんと
中から時々合いの手を入れるおばちゃんがいて

その時ふと昔の光景が浮かんだ
ここから道を挟んで西にマーケットがあった頃
幼児の私は母について買い物に来ていた
その中のお魚屋さんには威勢のいい若いお姉さんが二人いた
私はままごとでそのお魚屋さんを真似していた

そしておばちゃんたちの顔をよく見たとき
あーーーーっ
「もしかして、あそこでお魚屋さんをなさっていた」
「そうよ、もう五十年以上。テレビも取材に来る」
わーーーーっ
子供心に怖いとまで思う男勝りのお姉さんだった
　　　　　　　　

お元気で何よりです
また来ますからね

楓

福岡の御屋敷の楓は
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　


まだ待っていてくれました。
　　　　　　　　
　　　　　　　
私が調査しただけでも86本の楓があります。
　　　　　　　　



全体で100から200の楓があると思われます
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　

10m以上の木も多く
これらを整備したら
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　


どんなに美しい庭園になるでしょう
　　　　　　　　

調査はこれでおしまい
でもまた必ず参ります
　　　　　　　　

善導寺

「卒業写真」という映画を紹介してくださった方がいて
私の好きな浮羽周辺が出てくるので見た
その中で主人公が初恋の人を送る駅が
　　　　　　　　　　　　　　　　
ここ善導寺だった
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　
耳納連山の風景に懐かしさを覚えるのは
私だけだろうか
　　　　　　　　
今日は善導寺の植木屋さんを見に来た
福岡の御屋敷を整備してもらうのに
どんなセンスかと

それがまたなんというか
善導寺は善導寺でも
どれだけ歩いても着かない
　　　　　　　　
途中で尋ねると
「歩いては…」
と言われた。
じゃやめるか?

何のために毎日ウォーキングをしとる
寒風の中真横をトラックがすり抜けても
行くんだ!

茅葺の店舗はなかなかよかったけれど
　　　　　　　　
ちょっと可愛らし過ぎかな
福岡の御屋敷は男性的だから

エスプレッソ・エクレア

モンテールのキャラメル・エクレアは
一年のうちほんの一時期しか
売り出されなくてがっかり

その代わりのように
今度エスプレッソ・エクレアが
出ました

しばらくは買い続けます
モンテールの濃エスプレッソ・エクレア
　　　　　　　　
今秋は出張のため
土曜までお休みさせてください

枇杷

暗い夜道をウォーキングしていても
あ、この近くに枇杷がある
とわかってしまう
　　　　　　　　
花の少ないこれからの季節に
地味だけれどもやさしい香りの花
花のない冬にしないでくれて
ありがとう
　　　　　　　　

お直し

白熊コートのすそを短くしました

フェイクファーの部分を曲げて
それ自体をまつり

その後裏地を千鳥ぐけで留めて

黒熊コートのボタンを補強したり
ベルベットのワンピースの丈も直して
真冬の準備

大学のレポートも書いてるので泣きたい
明日の料理塾のレシピ作成を今から

ベッドカバー

生成り色の毛糸で
母が編んでくれたベッドカバー

私が編んでと頼んだのだ

動脈瘤を抱えて言えに籠もるようになった母に
何かしてもらいたいと思い
私がデザインをして頼んだ

今はベッドを持たないので
広げる場所もない

でも近い将来
起き上がれなくなったら
またベッドにしようと思っている

薄焼き卵

私は薄焼き卵は
長方形の卵焼きで
つくりますが

ここのお宅には丸いフライパンしかないので
それで代用
錦糸玉子を細く切れる人は
尊敬します


薄焼き卵　　　(公園の公孫樹)

今年 2

今年の紅葉はほんに上出来で
これ本物?
　　　　　　　　

と近づいてみたら
本物だった

お散歩の途中
目が留まってしまう
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　

不動産やのおばちゃんは
吸収合併した会社に拾われ
「経理まかされてるの」
と笑顔を見せてくれた
社長が死んで一ヶ月
あのときはおいおい泣いていたけど
ひとまず安心