診察券

2018-08-25 20:04:37 | 日記
時々目やにが出ても

すぐに治るグリエ

でもこの夏は長引いて心配になった

それでもパソコン修理さえ腰の重い私

病院 それもペットの病院などこわくてすぐには行けなかった

グリエの左目はもう見えていない

それなのに機嫌がよくて毎朝窓の外を見たがる

グリエをぎゅっと抱きしめて

「ぐりちゃん 今日病院行こうね」と言ったのは

自分に言い聞かせたのかもしれない

グリエをバスケットに入れ それを風呂敷で包み
(だって我が家はおおっぴらには猫を飼えない家だから)

歩いて五分の医院に行く

医院に近づくにつれグリエが鳴きはじめる

医院の診察台でバスケットを開けると案外おとなしくなった

ここは初めてではない

診察券にはみやことグリエのふたりの名前が記されている

最初に来た時は二人一緒に連れて来たから

何の症状だったかもう思い出せない

目薬をちょんちょんとさしておしまい

籠の中のグリエに「よかったねぐりちゃん もうおわったよ」

そう話しかけたのは 自分に向けて言っていたのだ

明日の朝も窓から公園眺めようね ぐりちゃん

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