赤城下の花屋「小路苑」は、
印刷所だった古い建物で個性的な品揃え。
欲しかったヨーロッパタイプの薫り高い柳葉ミモザや
欲しかった深山のフタバ葵など、
ここでやっとみつけた。
でもミモザは2万円、フタバ葵は三千円。
以来尋ねることもせず、
表から眺めるだけ。
それが、店の外に初めて見る赤い実と白い花。
あっ、これはと中に入りたい衝動に駆られた。
山桃に似た実と馬酔木のような花、
山桃ではなくてツツジ系ならば、アルブーズに違いない。
アルブーズのことは、30年前『専門料理』に書いた。
英国のフードライターJane Grigsonがこれを見るために南仏まで行った話、
彼女がこれを山桃と混同している話、
その原因は、フランス向けの中国の缶詰に楊梅(山桃)とARBOUSE両方の名があること、
ことほど左様にフランス人は植物分類がいい加減なことなど。
そして私もいつか南仏の植物園まで見に行きたいと思っていた。
正確には、日本でアルブーズを見るのは初めてではない。
三年前、町内のバスツアーで行った栃木でアルブトゥス(アルブーズの属名)と書いた鉢を見た。
しかし花と実を見たのは今回が初めてだ。
うちに植えたら…、と一瞬思うくらい美しい。
ふつう花と実は同時には見られないが、
植物界は人間が思うほどカレンダーの数字通りには進まない。
ツツジの狂い咲きなど、狂い咲きといえないほど頻繁に見てきた。
きっと○万円のアルブーズ、
誰が買うんだろう。
印刷所だった古い建物で個性的な品揃え。
欲しかったヨーロッパタイプの薫り高い柳葉ミモザや
欲しかった深山のフタバ葵など、
ここでやっとみつけた。
でもミモザは2万円、フタバ葵は三千円。
以来尋ねることもせず、
表から眺めるだけ。
それが、店の外に初めて見る赤い実と白い花。
あっ、これはと中に入りたい衝動に駆られた。
山桃に似た実と馬酔木のような花、
山桃ではなくてツツジ系ならば、アルブーズに違いない。
アルブーズのことは、30年前『専門料理』に書いた。
英国のフードライターJane Grigsonがこれを見るために南仏まで行った話、
彼女がこれを山桃と混同している話、
その原因は、フランス向けの中国の缶詰に楊梅(山桃)とARBOUSE両方の名があること、
ことほど左様にフランス人は植物分類がいい加減なことなど。
そして私もいつか南仏の植物園まで見に行きたいと思っていた。
正確には、日本でアルブーズを見るのは初めてではない。
三年前、町内のバスツアーで行った栃木でアルブトゥス(アルブーズの属名)と書いた鉢を見た。
しかし花と実を見たのは今回が初めてだ。
うちに植えたら…、と一瞬思うくらい美しい。
ふつう花と実は同時には見られないが、
植物界は人間が思うほどカレンダーの数字通りには進まない。
ツツジの狂い咲きなど、狂い咲きといえないほど頻繁に見てきた。
きっと○万円のアルブーズ、
誰が買うんだろう。
花の時期に実がなるんですね。北方のものかと思ったらそういうわけでもないよう。(柑橘類も実がなっているときに花をつけますものね)
小路苑のは2mくらいの高さです。
先日麻布ナショナルスーパーに行ったら、もう楊梅ARBOUSEの缶詰は売っていませんでした。以前書いたS&Wのプルーンのシロップ漬の缶詰もなくなっていました。私以外に買う人はいなかった?