マテバシイ 2012-09-10 00:55:25 | 植物 マテバシイのどんぐりが実りました 東京の気温はまだ夏だけど 木々は秋の支度をしています マテバシイは花を咲かせた翌年に どんぐりが実ります これは今年の花の実なので来年用 食べられるとはいうけれど スダジイのしいのみほどにはおいしくなさそう
イヌビワ 2012-09-03 00:41:01 | 植物 その人に魅かれたのは 私のつまらない話をちゃんと聞いてくれたからだと 答えを出していた つまらない話というのは、 私が子供のころ イヌビワを見てどうしても食べてみたくなり 親に内緒で食べた話 その人が 「それでどうなりましたか」 と尋ねてくれたのが私には意外だった フン、あ、そ、で終わると思っていたから しかし 同じ話を別のおっちゃんにしたとき 「それでどうなった」 と尋ねられ 心が動くどころじゃないのを認識した 人に魅かれる理由というのは そう単純じゃない それでイヌビワってえのは イチジクの小型みたいで 犬イチジクと呼ぶ方がいいんじゃないかと思う 同じく桑科
スズメノヤリ 2012-08-20 00:09:44 | 植物 春の雑草とされているが こうして真夏にも見られる イネ科のように見えて イグサ科スズメノヤリ属 あ、こないだ属といわれてもわからん とすねた人がいたけど ほんとに知りたければ ネットで「属とは」と引けば すぐ出てくる それに属は高校程度の生物学である あら、高校で生物は選択しなかった? ならば説明しようか 聞く気ある? 生物の分類は 界、門、綱、目、科、属、種 と細かくなっていく スズメノヤリを例にとれば 植物界(それ以外は動物界)の中の 被子植物門(それ以外は裸子植物門)で、その中の 単子葉植物綱(それ以外は双子葉植物綱)で、その中の イグサ目で、その中の イグサ科で、その中の スズメノヤリ属で、その中の スズメノヤリ種 学名の話はまた今度 それで何故雀の槍なのかというと これは毛槍 毛槍をふりふり やっこらさあのやっこらさ そんな歌知らんて? もう相手にできん!
木槿 2012-08-13 00:54:13 | 植物 ムクゲを見ると心が震える 好きな夏の花だ ムクゲを好きになったのは京都でだった 京都には色々なムクゲがある 夾竹桃も百日紅も沢山の色があった それもおかしな園芸種じゃなく 昔からあるらしい大木に紅でも白でも ヴァリエーションがあった ムクゲはさらにヴァリエーションがあって 初めてムクゲを好きになった いわゆる京都っぽい雰囲気ではないけれど 私にとっては京都の夏の花 今まで見た木槿で一番好きだったのは 鞍馬でバスの中から見た紫の木槿 東京では仕方なく見ている
ブタナ 2012-08-06 00:28:33 | 植物 5月の植生調査で サチコさんが 「ブタクサ」と言ったのは ブタクサのような穂状ではなく 茎の長い黄色い菊だった 植物に詳しいサチコさんなのに 変だなあと思っていたら ブタナというものがあることを知った そして7月 ほんとにブタナが出てきた 荒地に咲く帰化植物 一面に広がると美しいらしいが 芝生をいためるとか そこは元芝生のあった場所だった
ボタンクサギ 2012-07-30 00:37:20 | 植物 ヨーコサン、ヨーコサン 去年ラ・ケヤキに行くとき 新宿御苑の裏で見た花を覚えてる? あの名前がわかりました ボタンクサギ 名前の中にクサギが入っていても 生物学的にはクサギの仲間ではない のかと思っていたらクサギ属 みかけは似ているとは思えないのに そうかクサギと同じく臭いのか ならば試しに とはいかなさそうな風情の咲き方がくやしい よそのお花ですものね
ヒメヒオウギスイセン 2012-07-23 00:26:35 | 植物 先日載せたノカンゾウをはじめ フシグロセンノウやノウゼンカズラなど 今は朱色の花の季節 昔家にはこのヒメヒオウギスイセンが 野生の花のように群生している場所があった あまりに有りすぎて ままごとに使うのにも有り難味がなかった それなのにこうして久しぶりに見ると懐かしい あの頃はカンナやケイトウもありふれた花だった この写真は昔の実家の近くの公園 もしかしたらうちのヒメヒオウギスイセンの球根が ここまで飛んだ?
ツルコケモモ 2012-07-16 00:04:58 | 植物 大原・寂光院を過ぎてさらに山奥へ進むと びしょぬれになりそうな湿気 「センセ、これなんすかー」 「知らん、わからん。覚えてたのがすぐ抜けていくから」 と、一度は知っていたことを強調なさる これはあいこ。 いいわよ、帰ってから調べるから そして 「これはりょうぶ」 知らんなあ、センセの勝ち さっきから大原を歩いて センセ対私の草木の名当て勝負になっている 私は生徒というハンデをもらっているから やや優利 「センセ、阿弥陀寺はどっちの方向になりますか」 「知らん、わからん、行ったことないから」 そらあきませんやろ 私が京都の寺院の庭を多く知っているのは 親しくしていたドライバーのおかげだ ちょっと空き時間ができると 京都を隈なく案内してくれた 非公開シリーズも多々ある それが進むと 「あそこのお寺の台所が見たい」 などと注文をつけて頼みに行かせた 元気にしてるかなー彼 さて大原の帰り 私の班、といっても二人に なぜかセンセは着いてきて 八瀬から宝ヶ池まで歩かされる羽目に さらに、あ゛ーーー 遅い昼食に焼肉行こうと誘われて断わると ラーメン屋に入ろうとする それも断わるとついに 餃子の王将に…断わりきれなかった 一生うらみます この陵辱 ツルコケモモ ツツジ科スノキ属
マタタビ 2012-07-09 00:26:21 | 植物 ネコ科の動物がマタタビに反応するのを知ったのは 予備校の時だったか それを手に入れたくて まずは漢方のマタタビを買いに行った 干からびた木切れのようなものを買うのに 女学生は恥ずかしかった 次は東京の信州物産コーナーで塩漬けを購入 これはベランダに来る猫やら庭に来る猫やら 動物園での猫体重コンクールの楽屋やらで活用した 花脊でいつも先が白い葉はなんだろうと思っていて あとからそれがマタタビだと知った 7月初めちょうど雨の花脊で葉も白くなり 花も咲いていた 秋には実にもさわってみたい
ヤブカンゾウ 2012-07-02 00:11:15 | 植物 この季節 飯田橋から市谷に向かうJRの土手には ポツポツとオレンジ色の百合が見える ノカンゾウかキスゲかと思っていた 土手の上を歩いてみて 花が八重なのに驚いた この力強さ きっと外来植物にちがいない 帰宅して調べてみると ヤブカンゾウに当った おしべが花びらのようになって 八重咲になるのだ 有史以前に中国から帰化したということで 外来ではあるが 私には許容範囲