先日「MAKIKYUのページ」では、北九州市内を運行する帆柱ケーブルに関して取り上げましたが、このケーブルカーでは皿倉山の9合目まで到達できるものの、頂上まではあと一歩…という状況になっています。
9合目~頂上間は登山道も整備され、徒歩での移動も可能ですが、概ねケーブルカーに接続運行する形態でスロープカーが運行しています。
MAKIKYUが先月皿倉山に足を運んだ際には、ケーブルカーと共にこのスロープカーもセットになった往復乗車券を購入して乗車したものでしたが、片道のみの利用や、スロープカーのみでの利用も可能となっています。
片道3分程度の乗車はあっという間で、徒歩での散策が苦にならない陽気であれば、上りだけスロープカーを利用し、下りはケーブルカー乗り場まで徒歩で登山道を下っても悪くない気がします。
MAKIKYUがこのスロープカーで皿倉山頂上に到達した後は、暫くの間山上からの展望を堪能していましたが、訪問した時は天候こそ晴れているものの、若干霞んでおり遠方の景観は…という状況でした。
近場の若戸大橋や洞海湾などははっきりと見えたものの、関門海峡辺りになると…という状況でしたが、案内員の方から伺った話では、状況次第では遠く壱岐まで見渡す事も出来る様です。
皿倉山は昼間の景観だけでなく、夜景もまた別の趣がある様で、スロープカー乗り場も夜になると光る仕掛けもある様ですので、MAKIKYUにとっては少々遠方故に皿倉山周辺の訪問自体も限られるものの、機会があれば夜景を堪能できる時間帯にも…と感じたものでした。
(ただ皿倉山ケーブルカーやスロープカーが夜遅くまで運行している日時は限定されており、早々と運行終了となる日も多いのは要注意です)
この皿倉山へ向かうケーブルカーに乗車するには、鉄道駅からは結構な距離があり、公共交通機関利用の場合は路線バス利用が必須ですが、都市高速上にある「高速帆柱ケーブル」バス停を利用すると、徒歩5分程度と案内されている事が多いですが、その気になれば2~3分で…という印象を受けたものでした。
そのため高速帆柱ケーブルバス停を利用できれば、アクセスとしては最も至便かと思いますが、このバス停を発着するバスの大半は高速バスいとうづ号(福岡・天神~小倉・砂津)で、一般路線バスはラッシュ時間帯の小倉~香月快速便などが僅かに発着するだけなのが難点です。
(いとうづ号はエルガなども充当される座席定員制・整理券方式の短距離高速バスで、nimocaなど各種ICカードも利用できますので、一般路線バスに近い感覚で利用できますが、北九州市内区間のみの乗車(小倉~高速帆柱ケーブルなど)でも北九州市内西鉄バス1日乗車券の通用対象外ですので要注意です)
他に「帆柱登山口」バス停を利用する方法があり、こちらは枝光駅をはじめ、八幡駅や黒崎駅などからのアクセスも可能で、MAKIKYUが皿倉山を訪問した際には、こちらを利用したものでした。
こちらはバスを下車してからケーブル乗り場までは、上り坂を10分程度歩く事になり、道程の分かり易さと言う点でも、高速帆柱ケーブルバス停利用に比べると…という状況ですが、一般路線バス故に北九州市内西鉄バス1日乗車券が通用するというメリットもあります。
(高速帆柱ケーブルバス停利用でも、運行本数の限られる香月快速を狙えば1日乗車券も活用できますので、往路は香月快速の運行時間に合わせて行動し、帰りは帆柱登山口バス停利用と言うのも悪くない方法かもしれません)
ちなみにMAKIKYUが皿倉山を訪問したのは平日でしたが、土休日限定で八幡駅から無料シャトルバスも運行しています。
モダンな印象のケーブルカーや、白いスロープカーのイメージとは程遠い派手な装いのマイクロバスを用いており、MAKIKYUが皿倉山を訪問した際には、山麓駅に駐車している姿を目撃していますが、上手く運行日・時間帯に当たれば、このシャトルバスを利用するのも
悪くないかもしれません。
またMAKIKYUが先月九州を訪問した際には、他にもう一つ未乗だったケーブルカー路線にも乗車する機会があり、こちらに関しても近日中に追って取り上げたいと思っています。
(お断り)スロープカーは「鉄道」には含めないと考えている方も多いかと思いますが、帆柱ケーブルの続編記事という事もあり、この記事は「鉄道」カテゴリー扱いでの取り扱いとさせて頂きます。
昨年末の旅行では、皿倉山以外にもう1箇所で同種のスロープカーに乗車する機会があり、こちらに関してもそう遠くない内に取り上げたいと思っています。
(記事自体は作成済ですが、他に公開予定の記事が多数ありますので…)
こちらが訪問した時は平日の午前中と言う事もあり、貸切状態でアテンダントの方と世間話を…という状況でしたが、収容力故に土休日などの多客期はあっという間に満員となる様ですね。
またこちらの皿倉山訪問は平日と言う事もあり、送迎バスは運行しておらず、旅程の関係もあって往復共に私鉄バス北九州の路線バス利用でしたが、徒歩10分程度のバス停(帆柱登山口)は支線という事もあり、中型バスが平日でも毎時2本程度、曜日などを調べ間違えると結構厄介ですね。
枝光駅方面~帆柱登山口~八幡駅と、枝光駅方面~帆柱登山口~黒崎駅が交互に走っており、JR3駅への運賃はどれも220円となっています。
とりあえずJRの駅へ抜けられれば…という程度であれば、先に来るバスを選んで乗る方法もありますが、これも休日は結構本数が減りますので、どれに乗るにも結構な待ち時間が生じる時もありますので…
ケーブルカーの乗客が一気に乗ると満員電車になります。(^_^;)
往路は八幡駅から送迎バスに乗りました。
意外と急な坂を登っていくのでびっくり。
復路は路線バスに乗ろうと思ったら時間を調べ間違えて麓のバス停まで歩く羽目に……(^_^;)