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JR西日本 125系~こちらは脇役ですが…

2006-10-22 | 鉄道[北陸]
昨日JR西日本のアーバンネットワーク(大阪やその周辺区間)や北陸本線ではダイヤ改正が行われ、この改正の目玉としては今までは長浜や近江今津までの運行だった京阪神方面からの新快速が、滋賀県から県境を越えて福井県の敦賀まで運行される様になり、ご存知の方も多いかと思います。
(中には既に乗車されたという方もいらっしゃるかもしれませんが…)

これは交流電化区間の中で、北陸本線の長浜~敦賀間と湖西線の近江塩津~永原間が直流化(工事自体は9月に完了)された事で可能になったもので、アーバンネットワークのエリアでは見慣れた存在の新快速と、それに使用される223系電車(関西空港アクセス用の0番台などや、マリンライナーで使用される5000番台は除外)は今随分と注目を集め、またこれから運行開始(営業運転はダイヤ改正には間に合わなかった様ですが…)される予定の、交直両用車521系電車も期待されている方がかなり居られると思います。

これらの車両が今回直流化された区間でこれからのローカル列車を担っていく訳ですが、他に忘れてはならない車両として125系電車があり、今日はこの車両を取り上げたいと思います。

この125系電車は、新快速などで御馴染みの223系電車をベースに、単行運転が可能な両運転台として製造されたステンレス車体の直流区間用電車ですが、前面形状が異なることや、真ん中の扉部分が準備工事状態となっている事が大きな特徴で、ローカル線用に製造された車両だけありワンマン運転にも対応しています。
(当然この車両を用いてのワンマン運転も行われており、1両のみで走る事も多いです)

この125系はまず非電化線区を電化した小浜線に投入され、その後電化した加古川線にも投入されていますが、今回の北陸本線・湖西線直流化に伴って新たに数両が増備されており、この増備車が敦賀で北陸本線と接続する小浜線と共通で用いられるのか、それとも小浜線とは別個で運用されるのかも気になります。

写真は以前、MAKIKYUが小浜線に乗車した際に撮影したものですが、この車両は1両編成で両運転台付き、車椅子対応トイレつきの上に、真ん中の扉(準備工事のみ)部分は座席のピッチが妙に開いている事もあって座席数が随分少なく、混雑が常態化するのが難点で、乗車した際も常に立席客が居る状況でした。
(これは小浜線の運行本数が少ない事も影響していますが…)

それでもMAKIKYUが乗車した際は座席(転換式クロスシート)の増設が行われた状態で、登場当時は座席が通路幅と立席空間を確保する為に2+1配列となっていた事を考えると、想像を絶するものがあります。

ただ今回北陸本線や湖西線の直流化された区間では、ダイヤ改正以前より普通列車は随分増発され、元々特急列車も運行している所に新快速も走るので、脇役としてこれらをサポートしていく状況では、小浜線ほど深刻な状況にはならずに済みそうな気もします。

今回のダイヤ改正に関連して幾つかの新型車両が導入され、これに関係して老朽化で退役が噂されている車両もあるようですが、退役する車両の労を労うと共に、今後活躍していくこの125系をはじめとする車両の健闘にも期待したいものです。

そういえば関西やその周辺では最近随分ダイヤ改正が相次いでいる気が…来週は阪急&阪神もダイヤ改正がありますし、ここ1~2週間程度はこの方面の記事が増えそうです。


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