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神新汽船・あぜりあ丸が引退~乗船機会はなかったのですが…

2014-11-18 | 船舶[日本国内]

今日東海汽船HPの運航状況を見たら、下田~新島・神津島方面を運行している系列の神新汽船で就航している「あぜりあ丸」が最後の航海である旨の案内を見かけたものでした。

あぜりあ丸は下田~新島・神津島方面のローカル航路で25年以上活躍してきた貨客船で、MAKIKYUも以前神津島へ足を運んだ際には、帰還の足として乗船を計画した事もありました。

しかしながら下田~新島・神津島方面の航路は、新島など伊豆諸島各島では港湾設備が脆弱な所が多く、気象条件が悪いと入港着岸が困難な状況となり、止む無く欠航する事も珍しくない状況です。
(伊豆諸島各島でも、伊豆大島の岡田港などは比較的就航率が高く、逆に人口3桁台で島内に港が1箇所しかない島では、条件付ではない就航確定の方が珍しい所も存在しますので、一概に各港が脆弱とは言えないのですが…)


あぜりあ丸自体も外洋を公開する客船にしては、比較的小柄な事も災いしてか、MAKIKYUが一度乗船を計画した際にも残念ながら欠航→購入した乗船券は無手数料払戻&当日運航している他航路への乗船となる有様で、姿は見た事があるものの乗船機会のないまま終焉を迎えてしまったのは少々惜しいものです。

あぜりあ丸退役後、来月には伊豆諸島方面への旅客航路では初のフェリーとなる「フェリーあぜりあ」が就航し、機会があればこのフェリーにも乗船してみたいものですが、MAKIKYUの現住地(横浜市内某所)からはさほど遠くない所とは言えども、決して足を運び易い所ではない上に、欠航率も比較的高い航路ですので、乗船機会はあるのかどうか…と感じるものです。

またフェリーあぜりあは来月18日から就航となり、あぜりあ丸退役から約1月間は、神新汽船の旅客船が存在しない状況になってしまいますが、この間は伊豆諸島方面各航路の代船として知られ、神出鬼没の存在と言われる「ゆり丸」が下田~新島・神津島方面航路に就航します。

そのため休航日(毎週水曜日)と気象条件が芳しくない時を除けば、下田~新島・神津島方面航路自体は通常通り運航となりますが、MAKIKYUは「ゆり丸」に関しては乗船はおろか、実際に姿を見た事もありませんので、こちらも機会があれば何処かで遭遇できれば…と感じます。

ただ伊豆諸島近海の外洋は、気象条件が芳しくない時は客船就航が可能な場合でも、かなりの大揺れに見舞われ、相当な船酔いを覚悟しなくてはならない至難の航海になってしまいます。

MAKIKYUは今月に入ってからも、下田~新島・神津島方面航路ではないのですが、伊豆諸島方面への貨客船に乗船する機会があり、その際には天候こそ晴れていたものの、強風や時化で船体が大揺れし、出航時には条件付となっていた一部の途中寄港地欠航が発生する有様でした。

乗船中の船員の方からも、「運航か欠航かギリギリの状況」と伺い、時折乗船するという島の方も、これだけ酷いのは滅多に…と話していましたので、船の旅は気象条件が穏やかな時に…と感じたものです。

行楽で乗船するならば、外洋上の気象条件が悪化して大荒れとなる事も多く、欠航も多発する冬場以外と感じるもので、それ以外の時期でも気象条件が穏やかな時が有難いと感じるものですが、今月乗船機会があった伊豆諸島方面への貨客船に関しても、近日中に追って取り上げられれば…と思います。



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2 コメント

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勇退!あぜりあ丸 (我孫子の伊東)
2014-11-20 22:27:05

「あぜりあ丸」特に伊豆7島を巡るワンデークルーズは
船旅満喫で、他の航路にはない魅力に溢れています!!

船の横方向の移動にスラスターを使うことなく
見事な投錨さばきで外洋の外堤防にピタリと
接岸する操船技術も素晴らしいものでした

デリッククレーンの操作も見事で、岸壁から
手際よく積荷の上げ下ろしをやっておられました


朝9時頃に下田港入りというのがナカナカ手強くて
私も過去に1度だけ乗船できた経験があります

船旅はどの航路も素敵で忘れ難いものですが
あぜりあ丸は本当に格別でした~
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ワンデーで乗られたとは… (MAKIKYU)
2014-11-23 00:01:26
我孫子の伊東様こんばんは、そちらはワンデークルーズで乗船された事があったのですね。

下田を9時台出航でワンデークルーズだと、前泊か都内朝一出発でギリギリという時間帯ですので、伊豆半島一帯かその近隣の居住者以外だと、ご指摘の通りなかなか手強い気がしますが、竹芝発夜行大型客船か朝のジェット船で新島や神津島入り→下田までの乗船(日程に余裕があれば島での宿泊)であれば、乗船も幾分容易な気がします。

こちらは船の揺れには余り強い方ではない上に、外洋で航行海域故に結構な揺れとなる事が見込まれ、船体も比較的小柄であるがために尚更…という状況ですので、海が荒れてしばしば欠航も発生する冬場の乗船は、個人的にはなるべく敬遠したいものですが、今度の新造フェリーには、海況の安定する時期に一度乗船してみたいものです。
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