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隠岐観光の内航船~島前各島を結ぶ定期航路

2015-11-21 | 船舶[日本国内]

先日「MAKIKYUのページ」では、島根県隠岐・島前(Dozen)の西ノ島の観光船と定期観光バス営業を行っている隠岐観光に関して取り上げましたが、同社はこの他に島前各島(西ノ島[西ノ島町]・中ノ島[海士(Ama)]・知夫里(Chiburi)[知夫村])3町村間を結ぶ定期航路も運航しています。

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島は本州本土や島後(西郷)との間を結ぶ隠岐汽船の定期航路も存在するものの、島前地区内での移動は域内のみを運航する内航船がメインとなっており、現在この内航船では2隻の船が活躍しています。


MAKIKYU
6月に隠岐へ足を運んだ際には、2隻の内航船双方に一度ずつ乗船していますが、一つはフェリーどうぜんと呼ばれる車両航走可能なフェリーで、こちらは主に西ノ島(別府港)~中ノ島(菱浦港)間で運航しています。

 
乗船時間が短い事もあってか、客室設備などは簡素な印象で、瀬戸内海の島々を結ぶ短距離フェリーなどによく似た雰囲気の船と感じたものでした。


もう
1隻は高速船いそかぜと呼ばれる船で、名前の通りフェリーどうぜんよりは高速航行が可能な小型船ですが、車両航走には対応しておらず旅客と小荷物輸送対応のみとなっています。

 
座席は足元が狭いクロスシートだけでなく、出入口付近にロングシートも設定され、好みの座席が選べる「セミクロスシート」になっているのも大きな特徴です。

高速船いそかぜは小型船だけあって特有の揺れがあるものの、フェリーどうぜんに比べると俊足ながら同運賃、船内も綺麗で座席も上級と感じたものでした。

個人的には高速船いそかぜの方が乗り得な船と感じたものでしたが、知夫里島
(来居(Kurii))を発着する内航船は大半がこちらでの運航となっており、車両航走予定のある方は要注意です。

島前各島では人口数百人程度、人間よりも家畜の数が多いのでは…と感じる知夫里島(知夫村)内は路線バスなどの公共交通機関が皆無の状況ですが、人口や島の大きさなどを考えると各島間の移動はかなり至便で健闘している部類と感じたものでした。

西ノ島と中ノ島の島内バスも、土地柄の割には比較的健闘していると感じたものですが、一方で島後の公共交通機関は便が悪く、観光で訪問した旅行客が貸切車両やレンタカーなしで観光する際にも、もう少し便利にならないだろうか…とも感じたものでした。



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