今月MAKIKYUは東京都八丈町(八丈島)を初訪問する機会があり、日頃首都圏に居る身でありながらも、ようやく晴れて都内全区市町訪問達成となりました。
(東京の「村」は非常に足を運びにくい所が幾つもあり、これも含めた全自治体訪問ともなれば、国内各都道府県の中でも5本の指に入る程厄介なのですが…)←もし「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中で、東京都の全区市町村訪問を達成されている方が居られましたら、是非その感想等をコメント頂けると幸いです。
八丈町は一応東京都内ながらも、本土とは300km近くも離れた「離島」で、「村」を除く東京の各自治体の中では、本土在住者にとっては最も足を運び難い所です。
MAKIKYUが八丈町へ足を運ぶ際には、浜松町駅近くの竹芝桟橋から出航し、三宅島・御蔵島を経由して八丈島へ至る東海汽船の大型客船を利用したのですが、都内本土と八丈島間の足としては最もありふれた存在かと思います。
この航路では主に6月に導入されたばかりの新造船「橘丸」が配船され、時折既存の大型客船「さるびあ丸」が配船される事もある状況ですが、MAKIKYUが八丈島発着の大型客船に乗船した際には、往復共に新鋭の橘丸配船でした。
さるびあ丸は以前乗船し、「MAKIKYUのページ」でも取り上げた事がありますが、橘丸は6月に運航開始したばかりの新造船だけあって、MAKIKYUは今月が初乗船でした。
(以前公開したさるびあ丸に関する記事をご覧になりたい方は、以下の記事名部分をクリックして下さい)
東海汽船のフラッグシップ「さるびあ丸」(1)~フェリーではない貨客船だけあって…(2012年7月5日公開)
東海汽船のフラッグシップ「さるびあ丸」(2)~多様な船内設備(2012年7月7日公開)
橘丸の外観は黄色を主体とした装いが非常に独創的で、見た目のインパクトが非常に強いと感じたものでしたが、今まで東海汽船が導入してきた大型客船と同様に、フェリーではない「貨客船」となっている辺りは、東海汽船の船らしいと感じるものです。
(国内を就航している東海汽船系列以外の大型客船は、大半が自動車を船内へ自走させて積載する事が可能な「フェリー」となっており、東海汽船系でも来月神新汽船で就航する新造船は、自動車積載可能な「フェリーあぜりあ」です)
スーパーエコシップと大々的に告知しているだけあり、メカ的にも1エンジン+電動駆動プロペラによるハイブリッド方式を採用しているのが大きな特徴で、大きな騒音や振動の源となるエンジン数が減少した事も影響してか、静かで振動の少ない客船と感じたものでした。
また八丈島航路は、竹芝発は夜行運航となり、時間を有効に使える反面、今の時期だと途中寄港地の島々などを眺めるのは厳しく、一方八丈島発だと景色を堪能するには絶好の運航時間帯に就航している反面、昼間の明るい時間を丸々費やす状況ですので、どちらも一長一短と言った所です。
ちなみにMAKIKYUが八丈島からの復路で乗船した日には、空模様は決して悪くなく、底土港(八丈島)出航時には八丈富士も綺麗に見渡せたものの、風が強い上に波が高く、うねりもあって海上は時化模様でしたので、外洋航海中は少々辛い船旅と感じたものでした。
(八丈島到着時は、海況はそこそこだったものの、曇り空で八丈富士には雲がかかる状況でしたので、八丈富士が綺麗に見渡せるか否かは運次第です)
底土港出航直後から船体は大きく揺れ、出航前にも「本日は大きく揺れる航海となる事が予想されます。船旅に自信のない方は早めに船室でお休みになられる事をおススメします」と案内放送が流れる程で、八丈島の島影から外れたら相当な揺れが…という有様でした。
出航時には途中寄港地の御蔵島・三宅島の2島共に「条件付」での運航となっており、条件付ではない方が珍しいと感じる御蔵島はともかく、三宅島の条件付は珍しいと感じたものでした。
出航から1時間程度で「本日の御蔵島行きは港内状況が悪く、欠航となりました」と案内放送が流れ、欠航が頻発する御蔵島だけに「やっぱり」と感じたものでした。
船室で暫くゴロゴロしていて揺れが弱まったと思ったら、程なく東海汽船ではお馴染みの「我は海の子」のメロディと共に、三宅島・三池港入港の案内放送が流れる状況でした。
(写真は三宅島・三池港入港時に船内から撮影した御蔵島です)
三宅島から乗り込み、八丈島航路を時折利用するという島出身者の方も、台風などを除くと、この時期(11月)でこれだけ揺れるのは珍しく、波が高く荒れた海の状況を見て驚く程でした。
MAKIKYUが以前三宅島へジェット船試験就航→復路欠航でさるびあ丸に乗船した際も、新島沖などは結構な揺れと感じたものでしたが、先日の橘丸はそれ以上の揺れ方で、東海汽船の関係者からも「完全に冬型の気圧配置」「欠航ギリギリ」という話を伺ったものでした。
三宅島の島影が途絶えた後も、大島の沖合い辺りまで結構な揺れが続きましたが、その後は内海に入るため揺れも大分収まり、船上から眺める夕暮れ時の富士山などは絶景と感じたものでした。
日没後も、竹芝桟橋到着前のレインボーブリッジ下を通過する際の夜景などは注目で、レインボーブリッジ通過前にはわざわざ船内放送まで流れる程でした。
船自体は新鋭だけあって比較的快適ながらも、大時化で揺れる外洋航海中は「人間地に足が着いているのが一番」と感じてしまう状況だったのは少々残念と感じ、もう少し海況が穏やかで御蔵島入港を見届けられる航海だったら…と感じたものでした。
(八丈島~東京都心間の移動であれば、一応他の交通手段も存在しますが、余程の急用などで止むを得ない事由がある場合を除けば、東京都内を移動する程度でこちらを利用する気にはなれず、大時化で船体が大きく揺れる航海となり、移動時間が少々長くなっても、個人的には東海汽船利用の方が断然と感じています)
船内の様子に関しては、近日中に別記事で追って取り上げたいと思います。
書いておられた資格は満たしませんが、よろしいですか。
私は東京都全区市町踏破まで、あと1町~大島町だけが残っています。あとの島嶼部の7村は全部未踏破ですから、東京都では1町7村、計8町村が未踏破になってます。本州部は全区市町村踏破をしています。
東京の島嶼部では、八丈町にだけ行ったことがあります。もう30年前ですけどね。
愛知県在住の私はそんな状況です。
ちなみに全国で未踏破の市町村は、計33です。長くなってすみませんが、内訳を簡単に書きます。
東京都以外は、全て九州本島と属島です。
熊本県 12町村(8町4村)天草の苓北町以外は本島
宮崎県 8町村(5町3村) 全て本島
鹿児島県 5市町村(1市3町1村)全て属島部・・
ちなみに鹿児島県西之表市(種子島ですね)が、全国唯一の未踏破の市です。
全国で見ると、1市17町15村が未踏破ってことになりますか。未踏破の市町村がある都県は、1都3県のみです。
でも最後の詰めが大変なんですよね。九州はその気になれば、(鹿児島県の三島村以外は)そこそこスムーズに回れそうなんですが、最大の難関は、書いておられる通り、なんと言っても東京の島嶼部です。
その中でも特に、利島・小笠原・御蔵島・青ヶ島が最難関だとわかっています。その中でも後者の2村ですよね~。問題は。。
ということで、もうずーっと足踏み状態が続いています。生きてる間には無理かな(苦笑)
韓国の方も、前の記事で書いておられた済州島以外の、半島部・かつ軍事境界線以南の全市踏破は達成しています。あとは、残された僅かな郡を踏破したいって思ってるんですけど。
まだ足を踏み入れたことのない済州島にも、一度は行ってみたいですよ。
ごめんなさい~長くなってしまって・・でも市(区)町(郡)村踏破をしていらっしゃる方って、なかなか出会えませんからね。これからもよろしくお願いします!
こちらは首都圏に居ても、東京都全区市町踏破をようやくという状況で、日本全都道府県訪問達成すら昨年やっと…という状況ですので、国内全体を見渡せば未訪の自治体は「市」だけでも幾つも存在し、町や村に至っては相当数というのが現状です。
愛知在住だと足を運び難い八丈島へ足を運ばれていながらも、新幹線などで容易にアクセスできる熱海から高速船が毎日就航し、その気になれば比較的足を運びやすそうな伊豆大島(東京都大島町)がまだ未訪問なのは少々意外な気もしますが、こちらは東海汽船が期間限定の割引乗船券設定も行っていますので、この機会に足を運んでみるのも良いかもしれません。
市に限っても西之表市(その気になれば何とか足を運べそうですが…)をはじめ、離島部はまだ未訪問の所が幾つもあり、個人的には特に宮古島市や石垣市などは厄介と感じていますが、本土でも鉄道の通っていない・廃止された市などは未訪地が幾つも残存しており、機会があれば北海道紋別市なども是非一度…と感じています。
韓国も北韓以外の大半の自治体を訪問していても、済州道(済州島)だけは…というのは少々意外な気もしますが、近年では済州島と本土間を片道2時間台で移動できる快適な高速フェリー(最近こちらのブログで取り上げたJHフェリーなど)も登場していますので、ローカルバス乗車などと合わせ、一度足を運ばれるとかなり楽しめるかと思います。
(旅客営業を行って居いる鉄道が存在せず、韓国にしてはやや物価が高めなのは難点ですが、その気になれば奄美大島辺りへ足を運ぶよりも容易かと思いますので…)
こちらは基本的に土地の公共交通機関を堪能しながら、機会があれば空を飛ばずに足を運べる未訪問地域を訪問出来れば…と思っています。
そのため御蔵島などの様に島内に路線バスなどが走っていない島や、空を飛ばずに足を運ぶのが極めて厄介な沖縄県八重山諸島各自治体、韓国以外の海外などへ足を運ぶ機会は余程の事がなければ…と思いますが、未訪地域へ足を運んだ際には、その様子などもブログで取り上げられれば…と思っています。
八丈島へは、名古屋(小牧)~八丈島間に昔飛んでいた、全日空の飛行機(プロペラ機のYS11)で往復したんですよ。1984年のことでした。当時勤めていた会社の社員旅行で行きました。この路線もとうに廃止されてしまいましたので、今では八丈にも行きにくくなりましたが。それが私の(プロペラ・ジェット合わせての)飛行機初体験でした。
飛行機が苦手なMAKIKYUさんには申し訳ないんですが、その時は天気も良く、YS11でも全然揺れなくて、窓からの風景を堪能しました。
実は、私の日本国内線の飛行機乗機体験は、この2回のみなんですが、その後今に至るまで、国際線に計37回、それとフィリピンの国内線に計6回乗っています。
でも、この八丈島往復の時が、なんといっても一番印象深いですね。YS11ですから低空を飛びましたし。
ごめんなさい。MAKIKYUさんの嫌いな飛行機の話しを書いて。お許しを。
チェジュドも、訪韓11回の私としては意外なんですが、まだ行ったことがありません。自然の美しい島だとはわかっているんですが、物価が高いと聞いて、なかなか行けないのかも(苦笑)
でも生きてる間に一度は行ってみたいですよね。お勧めありがとうございます~今後とも、更新を楽しみにしています!
現在八丈島へ足を運ぶのなら、本土側の出発地は必然的に都内となり、それ以外の地域からは一旦東京都心へ出てそれから…という事になりますので、首都圏外の人間にとっては非常に行き難い所ですが、名古屋からの直航便があれば話は別ですね。
航空機への搭乗話に関しても、こちらへの搭乗を勧める趣旨の事でなければ、個人的な感想や思い出などをコメントして頂く分には差し支えありません。
また訪韓回数11回というのは、偶然にも現在のこちらの訪韓回数と同一ですので、済州道以外の大半の自治体へ足を運ばれているのは凄いの一言です。
(こちらは釜山とソウルは必ず足を運ぶ反面、地方の鉄道が通っていない郡クラスだと、未訪地の方が圧倒的に多い状況ですので…)
国際線航空便に30回以上というのも、こちらから見れば驚異的で、出国歴2桁に達しても20年以上空を飛んでいない身としては、とても叶わないと感じます。
(BEETLEなどの船で容易に足を運べる韓国でも、空を飛ばれる事があるのでしょうか?)
済州島に関しても、フェリーなどの本土~済州間移動交通費が物価の割には高めと感じ、島内の諸物価も本土の地方に比べれば高めかもしれませんが、日本国内などに比べればずっと安く、こちらが利用した宿泊施設(民泊・モーテル)が20000~30000W、食事も高価な名物などでなければ5000~6000W程度、バス代も韓国の他地域と大差ないレベル(その代わり市外バス車両のグレードは下がります)ですので、物価に関してはさほど神経質にならなくても良いかと思います。
(さすがに中国や東南アジア(こちらは未訪ですが…)などと比べたら激高になってしまいますが…)
済州島に関しても、半年程前に足を運んでいながらも未だに記事公開が追いついていませんが、今後記事を幾つか公開予定ですので、宜しければ参考にして頂けると幸いです。
初訪韓の1988年は、下関から往復関釜(釜関)フェリーだったんですが、2回目の99年以降は、下関や博多まで国内移動する手間と費用を考えると、名古屋から直接ソウルに飛んだ方が楽ですので、つい楽な方を選んでしまってます。それだけ年を取ったってことでしょうか(苦笑)
2000年と03年の2回は、それぞれある仕事で、6ヶ月と8ヶ月、ソウルに長期滞在していましたので、仕事のため、重い荷物を持っていくとなると、やはり飛行機で直行する・・ってことになっちゃいますしね。
ですから、11回の訪韓で、韓国滞在は合計500日を超えています。短期の場合もですが、長期滞在の間に、仕事の合間をみて、1~3泊程度の韓国内旅行を何度も繰り返していたという感じです。
済州島も、韓国人の知人・友人からも、気候が比較的温暖で、自然も美しくていい島だとは多々聞いていますので、私も一度行きたいとは常々思ってるんですが、でもまだ行ってないんですね。08年に最後に訪韓した時、次回はぜひ行こうとも考えたんですが、その後ずっと訪韓できなくて、今に至るまで実現していません。
MAKIKYUさんの次回以降の、済州島の記事のアップも楽しみにしてますので、よろしくお願いしますね。
今後とも、国内外あちこちに行かれると思いますが、ぜひ健康と安全に留意され、良い旅を続けてください。
お祈りしています~。
こちらは2002年に初訪韓、その時にはBEETLEを利用し、その後もBEETLE(共同運航のKOBEE2回を含む)が主体ですが、関釜フェリーも片道1回だけ利用した事があります。
(下関→釜山の星希)
また仁川から中国大陸本土へのフェリーを利用して韓国を出国→大陸本土から日本へフェリーで帰国した事もありますが、こちらの場合はBEETLEで気楽に海外へ足を運べる事を体感したら、空を飛ぶのはとても…と感じる状況です。
(初訪韓の際には、電話番号の市外局番が「0476」の地域に居住していながらも、未だにこの地域から直接出国・もしくは帰国した事はありません)
ただそちらの様に仕事が絡むとなると、個人的事由を別として止む無く…という事もあるかと思いますし、仕事で空を飛ばれている方を見ると、こちらはとても…と感じてしまいます。
(こちらの海外訪問はプライベートの個人旅行ばかりで、現在の仕事では業務上の出張で遠方へ出向く事はない身です)
韓国へ足を運んだ際には、釜山出入国で1週間程度の韓国滞在、その間にソウルと地方の何処かを廻る事が多く、延べ滞在日数は2ヶ月程度ですが、大半の自治体を廻るとなると、この程度ではとても…という状況です。
今後も鉄道新路線の開業や、新車両・列車の乗車をメインに、そのついでで市内バスなどを乗りながら気の向くがままに…という旅が出来ればと思っていますが、済州島に関しては訪問機会もそう多くないのでは…と感じています。
(こちらの知人の韓国人(韓国首都圏在住者)でも、訪問回数は2回や4回程度という状況ですので…)
その気になれば日本の奄美大島や沖縄本島へ足を運ぶよりも、容易に足を運べる所なのですが…