文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

勿論、慰謝料請求いたします! 1

2023-04-17 18:06:02 | 書評:その他

 

 この作品は、一言で言えば、なろう系異世界悪役令嬢ものといったところか。主人公は、ユリアス・ノッガーという伯爵令嬢。キュリオン侯爵家の長男のラモールだ婚約者だったが、ある日突然婚約を破棄される。もっとも、ユリアスの方は、「こいつアホだ」と思っただけで、まったく堪えていない。元々ラモールに対する愛はなく、侯爵家のネームバリューでビジネスを広げられると思ったので、婚約を受け入れたのである。要するに侯爵というネームバリューを利用する気満々。実はユリアスは、お金儲け大好きなのだ。そしてキュリオン侯爵家のことは、ノッガー家のお金をあてにしている、典型的な頭の悪い没落貴族だと思っている。

 どうも、ラモールはバナッシュ伯爵の隠し子ジュリー・バナッシュと結婚するつもりらしい。もちろん、そうなると、ノッガー家からキュリオン家への支度金は白紙に戻る。まったくそのことを考えていないのが、ラモールのアホのアホたる所以。

 この1巻では慰謝料の話は出てこなかったが、あのラモールやバナッシュのアホさを考えると、この二人は、どうせろくなことにならないだろう。気になるのは、ヒロインのユリアスがどうなっていくのかというところ。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 行き遅れ聖女の幸せ(1) | トップ | 秋田大学通信教育の報告課題... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

書評:その他」カテゴリの最新記事