文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

書評:じみけも マヌルネコ

2018-12-10 10:35:03 | 書評:その他
じみけも マヌルネコ (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)
クリエーター情報なし
ハーパーコリンズ・ ジャパン

・ジミケモイインカイ

 本書は地味で可愛い獣を紹介しようとして発売された「じみけも」シリーズの一冊である。クオッカやナマケモノを紹介した本といっしょに発売された。

 本書の主人公であるマヌルネコは、一見普通のそのへんにいる家ネコのように見えるが、立派な野生動物だ。普通のネコよりはずんぐりした感じだが、そこが可愛い。マヌルというのはモンゴル語で、「小さなヤマネコ」を表すようだ。住んでいるのは主にシベリア南部からチベット、アフガニスタンらしい。

 マヌルネコという動物がいることは本書を読むまで知らなかったが、その表情やしぐさに、猫好きの自分としては、いっぺんで魅了された。その表情の豊かさは見ていて飽きない。これはマヌルネコの瞳孔が、普通のネコとは違い、丸く収縮するという性質によるようだ。

 瞳が小さくなっている時は、こちらを睨んでいるようで、威圧感があり、やっぱり野生の動物だと実感するし、大きくなっている時は、真ん丸お目目でなんとも可愛い。ついているキャプションもなんともユーモラスで、写真によく合っている。

 本書を一読すれば、きっとあなたもマヌルヤマネコに魅了されることだろう。

☆☆☆☆☆
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 放送大学ゼミ出席他 | トップ | 書評:余計なことはやめなさ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

書評:その他」カテゴリの最新記事