文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

どんぶり委員長1,2

2019-12-28 15:08:03 | 書評:その他

 

 

 

 本書の内容は、厳しく育てられた、クソマジメで超高飛車と周りから思われている優等生の委員長(女子)がクラスメートの吉田君にいろいろなどんぶりをつくってもらうというもの。

 この吉田君、父親と二人暮らしなので、食事は自分がつくっており、ものすごく料理上手と言う設定だ。委員長は、意外と食いしん坊。そして、これを使ってどんぶりをつくれと、吉田君に無茶ぶりをする。それに見事に応える吉田君というのが基本的なストーリーだ。しかし、どんぶりをつくるのが学校の家庭科室。それにしても、いいのか勝手に家庭科室を使っても。

 これは委員長と吉田君のラブコメなのかな。二人はつきあっていると思われているが、実際は、委員長に吉田君がどんぶりをつくらされているだけ。でもデートじゃないかと意識している場面もあるから、二人とも、まんざらでもないかも。ただ委員長は、せっかく二人で水族館に行ったのに、水槽を泳ぐマグロにいたく食欲を刺激され、僅か10分で出て、吉田君にマグロをつかったどんぶりをつくれと注文する始末(笑)。

 舞台は中学校か高校かはよく分からなかったが、WEBコミックアクションの該当ページを見ると、委員長は女子高生と書かれていたので、どうも高校のようだ。

 ちゃんとそのどんぶりのレシピもついているので、いたれりつくせりだ。どんぶり好きの人には外せない作品だろう。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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