文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

資格の取り方27(難化した次の回を逃すな)

2006-12-20 22:04:39 | 資格の取り方
(25)難化した次の回を逃すな

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 皆さんは経験はないだろうか。過去問レベルの問題なら、十分解けると、自信たっぷりで受検したのに、試験場で問題を開いたとたん、これまでになく難しい問題を目にして、面食らったことが。

 このような場合は、大抵合格率がダウンするものである。時には、極端に合格率が低くなる場合もある。このような場合には、合格できなくてもそこであきらめてはいけない。次の回の試験が易しくなる場合が多いからである。

 12月18日に、日本データ通信協会から、電気通信の工事担任者試験の今年度第2回試験の合格率が発表された。

 実は、私は今年度第1回試験でDD1種を受検して、幸いにも合格したのであるが、この時の合格率は6.3%であった。通常の合格率が20%程度であるから、異常な数字だ。重箱の隅をつついたような問題で、出題意図を疑ったものである。

 これは、完全に問題作成の失敗と考えられ、この反動で次の回はかなり易しくなるだろうと思っていたら、案の定DD1種は46.3%という、信じられないくらい高い合格率となっていた。

 これは、非常に極端な例であるが、受験した回による不公平をなくすためには、合格率はほぼ一定というのが好ましい。ところが、極端に合格率が悪くなると、その反動で、問題を作成する方の心理としては、次の回は、どうしても易しめの問題を作ってしまうものである。また、ある程度の有資格者が必要な試験については、合格者数の調整もあるのかもしれない。

 前の回の試験の合格率が極端に低かったら、迷うことなく受験をしてみることである。


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