文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

海底戦隊 1

2023-05-15 14:05:55 | 書評:その他

 

 この作品は、1960年8月から2年半にわたり、当時集英社から発行されていた「少年ブック」に連載されていたものだ。昭和で言えば30年代の真ん中以降である。さすがに今読むと、今の洗練された漫画に比べると、素朴な感じの絵柄に時代を感じさせるが、確かに昔の漫画はこんな感じだったよなと、懐かしさを感じてしまう。内容は、自衛隊と、謎の組織SEA-X団との戦いを描いたものだ。主人公は、自衛隊の秋月三佐の弟の秋月健太郎。この巻には歳は出てこないが、どう見ても小学校高学年から中学生に見える。

 しかし、子供が銃を撃ったり、怪しげなロボットが出て来たりと、今だったら異世界ものでない限りは、絶対にありえないシーンもある。そういえば、昔は子供が銃をぶっ放すような話が結構あった。それに、ロボットのデザインも素朴で、今だったら担当編集が絶対にOKを出さないだろうなという感じである。でも、昔の子供は、喜んで読んでいたんだよな。つまり、昔の子供はそれほどスレてなかったということか。

 最近の洗練された絵柄に慣れた人には、かなりの違和感があるとは思うが、昔のレトロな絵柄が好きな人には結構合うのではないかと思う。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「02 活性化のためのモノを活... | トップ | 四国遍路日記 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

書評:その他」カテゴリの最新記事