文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

資格の取り方17(ノートは不要)

2006-11-15 19:45:44 | 資格の取り方
(15)ノートは作らない

 私は、新しい知識を得ようとするときは、原則ノートは作らない主義だ。これは、資格試験の勉強に限らず、かっての大学受験や大学・大学院での勉強でもやってきたことである。一番の理由は、時間を取られ過ぎるからだ。特に私たち社会人は、使える時間が限られている。ノートを作る暇があったら、テキストを何回も読むか、問題集を徹底的にやった方が、理解は格段に深まる。よく、きれいなノートを作っている人を見るが、わざわざ、もう一冊テキストを作っているようなものであり、せっかくのテキストがもったいないことである。

 その代わり、必要なことは、テキストや問題集の余白に、徹底的に書き込んでいく。技術系のテキストの場合は、余白に、数式の証明や、導出法なんかも書き込んでいく。場合によっては、演習問題もテキストの余白で解いていく。文系の場合でも、各章のポイントや専門用語の説明、果ては、その専門用語の英単語の発音記号までも、とにかく、テキストだけでは不十分なところを調べたり考えたりして、どんどん書き込むのだ。更に、ポイントと思われるところを、色々なマーカーでカラフルに塗っていく。勉強が進むにつれ、テキスト・問題集はどんどん汚れていき、とても、古本屋では引き取ってもらえないような状態になる。

 こうしておくと、調べたことなどが、みなテキストに書き込んであるので、ノートと違って、行方不明になってしまうようなこともない。テキスト・問題集だけを読めば事足りるので、復習時の効率も良くなるのである。

 とにかく、テキスト・問題集は、消耗品と思って、徹底的に汚すことである。汚れ具合が自分の実力のバロメーターとなるのである。


(この記事は、以前本館の方に掲載していたものを書き直したものです。)


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コメント (4)
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