意識の大切さ。

介護講座の実技の講義を受けました。
去年受けるはずだった講義の
振替で出席したのですが、
久しぶりで、しかも、
お正月という
非日常の数日間をはさんだこともあり、
基本的なことを思い出すのに
けっこう時間がかかりました。

２か月もかけて講義や実技を
習ってきたのに。

覚えたはずの手順が出てこなかったり
専門用語がとっさに思い出せなかったり…。


もちろん「年のせい」もあるでしょう。

でも、やはり「意識」を向けていないと
すぐに忘れてしまうものですよね。


「勇気づけの子育て」のトレーニング講座を
初めて受講したときも同じだったなあ。
あれはまだ息子が小学生になったころ、
娘が幼稚園児だったころですが。

講座を修了すれば
子育てが上手になるんじゃないか？
自分が変われるんじゃないか…。

そう思っていましたが、
甘かった…。

いつもの環境で
いつもの子供たちと接しているうちに
少し日が経つと
いつの間にか、これまでの
パターンに戻ってしまっているんです。

子どもの行動に
イライラして感情的になったり
心配して過保護になったり
思い通りに動いてくれないと
怒りがわいて来たり…。

そんな自分に疲れてきてようやく
へんだなあと思うんです。

「あれ？習ったことはどこへ？」

「できてるつもりだったのに…！」

そこからまた自分との戦いでした。


誰もみな、
わかっているつもりでも
それが「当たり前の自然な状態」になるまでは
常に「なりたい自分」に
意識を向けていないと、
すぐに戻ってしまいます。

人間の心理的傾向として、
戻るほうが楽だから。

自分のパターンを変えるには
思いのほかエネルギーがいるんです。

それは新しい自分になることへの
恐れからくる抵抗があるからです…。

変わった後のほうが
絶対よくなるとわかっていても、
心のどこかに怖がっている自分がいるのです。

「何か思わぬ不都合なことが起こるのでは？」
「以前より面倒がふえるのでは？」
「自分ががんばっても何も変わらないのでは？」

それから　自分が変わったと他人に思われることに
ヘンな気恥ずかしさを覚える人もいます。

そして以前の自分に戻っちゃう…。
あっという間に戻れます！

違和感でギクシャクしながらも
なんとかその時期を乗り越えた…としても、

自分が変わってから
周りの変化が目に見えるまでに
タイムラグがあったりするものですから、

「ほら、やっぱりだめじゃん。」
「努力したって何の意味もなかった。」

そうなって、また元のパターンに
返ってしまったりもします。
変化はもうそこまで来ているのに…！

トラウマになるぐらいの
衝撃的な出来事でもあれば
また話は変わりますけど…。

その場合、
一気に劇的な変化を遂げることがあります。
ただ、トラウマをうまく昇華できないと
長い時間苦しむことにもなってしまいますが…。
そうなると専門家の援助が必要です。

新しいパターンが板につくまでは
いっしょに頑張れる人や話ができる人、
勇気づけてくれる人などがいるといいですね。

私はそのへんが恵まれていました。
自分から求めたからではありますが。

自分のものになってしまえば
そのほうがラクに感じてきます。
考えなくてもできるようになってますから。

車の運転といっしょです♪
ベテランになってくると
運転の手順なんていちいち考えませんよね。


今日もありがとうございました♪


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