M・M日記~心理カウンセラーのつぶやき

アドレリアンの日常と、時どき心のお話
何があっても ちょっと一呼吸おいて違う見方をしてみたら…
人生楽しくなるかも♪

「母の日」を前に思うこと。

2014-05-09 23:24:25 | こころ全般
ゴールデンウィークに4日間のスクーリングをこなし
連休明け初日は
文字の書き過ぎで肩こりが酷くて
目の焦点も合わずシバシバしていましたが、
昨日くらいにようやく体調がもどってきました。

娘も無事に伊豆の島から帰ってきました。


  



滞在中にあった明け方の震度5弱の地震の
震源地が伊豆大島だとかで、
津波の心配はないとニュースで流れはしたものの
海岸でキャンプ中だっただけに
不安になりました。

携帯の電源は時々しか入れないと言っていたのですが
念のためメールを入れておいたところ
ようやく昼過ぎに返信が来ました。
「ぜんぜん大丈夫だよ~。」


 



今回のキャンプはサークルに入った
新入生を引き連れ総勢40名だったそうで
去年は歓迎される身だった娘ですが
今年は先輩として皆の面倒を見たわけで。

体力自慢の娘も
「今回は疲れた!」
といって帰宅するなり
15時間も爆睡しました(笑)

さて今日は、
私の母が神社にお参りに行くというので
現地で合流して
お参りがすんでから
母の日が近いので
ショッピングセンターに行きました。

80になる母は今も元気ですが
食事をしながら
数年前の辛かった闘病生活や、
大昔の思い出話をしては
「あんなこともあったねぇ~」とか、
「そんなことあったっけ?」などと
懐かしみました。

何があったわけでもないのですが
母との関係が
このところ不思議と良くなり、
いらぬ緊張を強いられる場面が
少なくなってきています。

子供のころは母の意向に沿って
素直に生きてきた私です。

それは母の強い愛を
感じとってしまっていたからです。
気持ちが分かり過ぎて
説得力のある母の提言に
いつも最後には
納得させられてしまうのでした。

やがて
自分の願望は通るか通らないか
相談する前から
答えがわかってしまうようになりました。

思春期を過ぎたころには
「私自身」が何が好きで
どう生きたいのか、
わからなくなっていました…。

でもそんな自分に気づきもしませんでした。

傍目には大した悩みもなく
前向きに生きている人としか
みえなかったかもしれませんし
自分は幸せな方だと思っていたことも確かです。

結婚して私は初めて自由らしきものを味わい、

心理学を学んでから
ようやく自分が
自分を生きてこなかったと気づき
生きたいように生きていいと
思えるようになったのですが、

物理的な距離は離れても
母の方は変わるわけではありません。

それからというもの
母に対する「違うんじゃないか」という
思いが強くなってきて
今度はそこに苦しくなってしまっていました。

長かった母との葛藤の日々…。

愛情と淋しさと思い込みの強さがなどが
複雑に絡み合って過干渉になってしまう母なのですが
こちらは母の地雷を踏まないように
話が面倒な方へいかないようにと、
そればかり気にして
過剰に構えてしまっていました。

実はまさにそれが地雷を踏む方へと
意識を向けさせていたのです。

リラックスした関係になった今だからこそ
そこに気づくことができます。


関係性が良くなったのは、
私がリラックスして母への抵抗感を捨て
母をまるごと受け容れることを
心がけたこともありますが、

同時に母もきっと
なにかのきっかけで
私への接し方を変えたのではないかと思うのです。
そこは確認していませんが…。


数年前、母が大病で入院し、
生死の狭間をさまよった時に、

私は「母との関係を再構築するチャンスを
もう一度与えてください!」と泣きながら、
懸命に神に祈りました。

そのままの関係で母とお別れするのは
哀しすぎたのです。

そしてその願いは聞き届けられました…。

無事に母は生還しました。

何とか良い関係に変えたいと、
さらに葛藤の日々は続いたのですが

ここへきてようやく変化が現れ、
新しい気楽な関係が定着しつつあります。

母もそれだけ年を取り
パワーがなくなってきたのかもしれませんね…。

でも、きっと変われると信じてきて
良かったなあと感じます…。

いまは、
必死で人生を生きてきた母への
理解も深まりました。。。



 今日もありがとうございました♪
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