「お散歩 お散歩 嬉しいな～♪」

知的障害者の施設で実習中なのですが、
ちょうど２週目が終わりました。

たくさんの利用者のかたが
毎日通ってくる施設（正確には事業所）なのですが、
まずは事業内容や目的、理念などを知り、
実際に利用者と触れ合う期間でした。

知的障害のある方と直に触れ合うのは初体験。
もっとも程度の重いパートに入り、
言葉によるコミュニケーションのとれない利用者さんたちに
どう対応すればよいのかを学びました。

以前、高齢者施設で実習をしたことがあるのですが、
そのときには、実習生は実際に介護をすることは
許されませんでしたので、
利用者に直接触れることはできず、
見守りや話し相手、
食事準備や片付けや掃除の手伝いをしました。

ですから、
このたびは最初、
「ほんとに触っちゃっていいのかな…」
という思いで恐る恐る手を差し出したのですが、
今では、恋人同士以上にベタベタしております(笑)
というか、素早く手が出ないと危険だったり
何が起こるかわからない世界なのですもの！


利用者さんとの意思の疎通は難しいのですが、
実はみんな感情が豊かで
体調や睡眠サイクル、家庭での過ごし方によって
施設での様子もずいぶん違ってきます。

いろいろなことが分かってくると、
どの利用者さんも
可愛く、いとおしく見えてきます♪

支援員の皆さんは
体力勝負で本当にたいへんですが、
質の高い支援をされていて、
よく勉強されているんだなあ…と感心します。


午前中にはいつも
近くの公園にお散歩に行きます。
歩ける利用者さんは歩き、
私は車椅子を押して
声をかけたり歌を唄ったりしながら
公園に着くと、
いつも高齢者がゲートボールをしていて
挨拶を交わしながら
木陰で涼むのですが

これがとてもとても
癒される時間なのです…。


音楽だ～い好き～♪な利用者さんが、
いつも私の腕をつかんで離さず、

手拍子をしながら（させられながら）
童謡からＣＭソングまで
延々と歌わされます(笑)

「その歌じゃないよ」
「そう♪それそれ♪♪」
という心の声が聞こえるのです～。

こちらが制するまで疲れていてもやめないのも
特徴的な部分なのですよね～。


２０日には、千葉市内の知的障害者が一堂に会し、
「ゆうあいピック」という運動会もありまして、
そこにも同行させていただきました。

希望者は誰でも参加できるのですが、
参加したのは別のパートの
障害の程度が軽い利用者さんたちが多かったようです。
グループ分けして
公共交通機関を使い
運動公園まで出かけました。

この大会には中学生も参加していました。
全国大会の予選会も兼ねていたので
かなりハードな練習を積んだ様子の
選手たちもレースに参加していて、
その俊敏さは感動モノでしたよ。。。


そんなこんなで、
毎日アウトドアな生活を満喫しており、
どんどんガン黒になっております(笑)

そして、
明日からはこんどは
パンやケーキづくりをしている就労パートでの
実習が始まります。

これまた　楽しみです♪